議会での質問・答弁

2023年09月26日

2023年第4回 9月定例会 建設委員会 中原ひろみ

付託議案
第98号議案 契約の締結について(川の内線橋りょう上部工事(その2)
第89号議案 指定都市高速道路の整備計画の変更に係る同意について(高速5号線と2号線の連結路)
第85号議案 令和5年度広島市一般会計補正予算(第3号)(原油価格高騰に伴う公共交通事業者等への支援)

報告
⑵指定管理者の業務実施状況(令和4年度)の評価等について
⑶広島市民球場(マツダスタジアム)への歩行者用道路の整備について

付託案件外
広島高速5号線シールドトンネル工事について
市営住宅の環境整備について

付託議案
第98号議案 契約の締結について(川の内線橋りょう上部工事(その2)
第89号議案 指定都市高速道路の整備計画の変更に係る同意について(高速5号線と2号線の連結路)

(中原ひろみ)
 98号議案の契約の締結について少し概要をお尋ねしたいと思います。 川の内線橋りょう上部工事ということですけども、橋脚を二つ整備するということであります。架設工事、請負金額10億8900万円ですけれども、これは長さ的にはどれぐらいの長さの工事になるのでしょうか。
 この10億8900万円というのは、その妥当性はどのようにお考えでしょうか。

(復興まちづくり担当課長)
 本案件につきましては、都市計画道路川の内線の継続復興期間中に整備することとしております400m区間のうち、約190m区間の橋げた2連の製造および架設という契約内容でございます。
 現場3径間ございまして、橋脚一つが1径間でその3径間を一連として、それが2連ございます。その合わせて一つの一連が95.5m、もう一つが、93.5mの合わせて約190mの区間の径間の製作と仮設までを行う工事でございます。
 この請負金額10億8900万円ということでございますけども、これは所定の一般競争入札の結果、所定の手続きを経まして請負業者が決まった落札金額でございますので、妥当なものと考えております。

(中原ひろみ)
 例えば、10億8900万円を190mで割ると大体1m当たりの整備費が出てくると思うんですが、どれぐらいの金額になりますか。

(復興まちづくり担当課長)
 約190mで、10億8900万円ということでございますので、この現場条件からしても、通常のPC(プレストレストコンクリート(PC)工法)の橋梁架設ということに比較して一般的な価格かと思っております。

(中原ひろみ)
 電卓で弾けば数字が出てくると思うんですが、ちょっとまた後から教えてください。
 それでこれを聞きましたのは、この事業があれこれということではなくて、今提案されました契約の同意を求められております、89号議案でよろしいでしょうか。これについてお話をちょっと聞きたいなということで、同じような橋桁をかけるということに関しては同じかなと思いまして、ちょっとお聞きをしたわけであります。それで1m当たりわかったら教えてくださいね。
 89号議案についてお尋ねをしてまいります。まずこの2号線と5号線の連結路を整備するということですが、この当初の事業費というのは一体いくらだったんでしょうか。今回増額は30億ということですが、元々いくらでやる工事だったんですか。

(高速道路整備担当課長)
 はい2号線5号線の連結路の事業費は全体で167億でございます。

(中原ひろみ)
 だから、197億円の事業ということになるわけですね。この工事はいつから着工されたんでしょうか。

(高速道路整備担当課長)
 事業着手は令和2年度でございます。

(中原ひろみ)
 それで、この連結路というのは高速5号線が最初に1号線から5号線までずっとネットワーク化するという事業がある中で、経済状況などをいろいろ考慮して、市は当初計画した高速道路整備事業はできないということで見直しをされて、5号線も当初はトンネルを二つ掘る予定でした。上り専用下り専用。だけど、大きく変わって1本にしようということで、一つのトンネルで対面交通になるというふうに変わってまいりました。
 そういう経緯もあって、この2号線5号線も整備の中には当初入っていたけれども、これはやめようということになったわけですが、この道路がまた復活したその経緯を改めて教えといていただけますか。

(高速道路整備担当課長)
 前回の整備計画変更におきまして連結路を追加したものでございますけれども、その経緯につきましては、平成17年度の整備計画変更時に事業を先送りしたものでございますけれども、その後平成20年代半ば以降になって、広島駅周辺の都市機能が集積する一方で、東広島安芸バイパスの完成が見通せるようになるなど、広島駅周辺の東広島市、呉市方面とのアクセス強化の必要性が高まるとともに、豪雨災害等を経験することで、広域圏における緊急輸送道路ネットワークの充実強化の重要性も再認識するようになってきたことから、この連結路の整備について検討することとなったものでございます。
 こうした一連の検討を踏まえつつ公社において、国等関係機関と調整を行ってきた結果、この連結路は5号線本線の供用後、できるだけ早期に完成を目指すということになったことから、前回整備計画に追加したものでございます。

(中原ひろみ)
 この連結路はやはり曰く付きだと申し上げておきたいと思うんです。皆さんご承知の通り5号線本体のシールド工事は、セグメントというトンネルの工事には不可欠な材料費が入ってないという、ずさん極まりない契約が行われて、その87億円の増額、セグメント費を工事費に追加して287億円のシールド工事になると費用対効果が落ちるということで、費用対効果を少しでも上げたいということで、この2号線と5号線、今おっしゃった呉の方からも人が来るんじゃないかということで、費用便益を上げるために復活した道路だと私は思っております。
 その結果1.01だったものが1. 1に引き上がったというふうに記憶しております。そうですから、何があろうともこれはやらなければならないということなんでしょう。そういう事業ですから、この今回の30億円の増額、ここも人件費の高騰等とか物価の高騰、これはやむなしとしても、その他のことについては私は同意できないというふうに思っております。
 それでいくつか同意できないことについて伺いたいと思います。先ほど、いろいろ工期の延長、4年間延長すること、30億円の増額について事細かに、ご説明ありましたね。その中で、橋梁下部工における橋脚基礎形式の見直しによる延長ということで、1年6ヶ月延長になると。それから、橋梁工事期間の延長では、地下埋設物の防護対策に時間を要することが判明したと。それから橋梁上部工の施工時間帯の見直しによる延長、こういうものも含めてとにかく予備設計をやり直すことになったって書いてありますね。
 要は、やり直したということは当初は間違っていたってことでしょ。それでなぜそんなやり直さなければいけないようなことになったのかっていうのを聞きたいわけですよ。
 実際地質ですから誰かが意識的に何か埋設物を埋めて工事費を増額してやろうとかいうことはできないわけですね。地質ですからそこにずっとあったわけですよ。そこを調査して、先ほどの当初予算167億円の中には、どんな支出なのか、そこにはどんな埋設物があるのかっていうのをチェックした上で、これぐらいの事業費だったら大丈夫だっていうことで、事業費がでてくるんでしょう。
 167億円はなんだったんですか。これ誰が調査したんですか。そのいい加減なところをわきに置いといて、工事を前に調査したら突然びっくりたまげたように、支持層が深かったとか。
 当初の支持層は何メートルで、本格的に調査したら何mの支持層だったんですか。

(高速道路整備担当課長)
 支持層につきましては、当初予備設計時に推定していたものでございます。こちらの方は地盤から9. 5mの位置を想定をしておりました。その後、事業着手後に橋脚位置でボーリング調査を実施したところ、地盤の高さから12m深いところでございまして、2.5m深くなったことが判明したものでございます。

(中原ひろみ)
 予備設計っていうのはいいかげんなものなんですか。大体予備だから。そんなことではないでしょう。私はここに非常に不信を感じざるを得ません。きちっと予備設計のときに、今のような、しっかりとした調査をやっていて、12mのところに支持層があるんだなということがわかっていれば当初からそういう設計や、それを踏まえた橋脚のかけ方といいましょうか、そういうことができたんでしょう。
 私の言うことはそれは無理な話なんです。予備設計では、いい加減なことしか元々なのかと。いうことなんですか。きちっとした橋脚位置のボーリング調査をなぜできなかったのかお尋ねします。

(高速道路整備担当課長)
 当初想定していた支持層につきましては、既に行っておりました高速5号線の本線のボーリングデータを使いまして、支持層を想定したものでございます。その後、事業着手した後に実際の橋脚位置でボーリング調査を実施したところ支持層が深いことが判明したものでございます。

(中原ひろみ)
 地質は日本全国同じじゃないじゃないですか。それぞれ違うんでしょう。5号線でやったところを利用して、2号線と5号線の連結路にそれを活用したって、いい加減なものですよね。こういういい加減な公共事業があっていいんですか。申し訳ないということはおっしゃらないんですか誰も。
 この支持層がどこにあるのか、橋脚を立てるその場所に行ってきちっと調査をしなかったいうことでしょう。5号線のデータを使ったんでしょ、流用したんでしょう。適当に大雑把にこれぐらいかなって、こんなことでできるかなって言って、初めて167億円出てきたんでしょ。そうじゃないの。

(高速道路整備担当課長)
 予備設計の段階で、近傍の5号線のボーリングデータを使ったということでございますけれども、事業着手前には用地調査あるいは詳細設計の方は事業着手後にやることにしておりますので、その前に事業費を算出するに当たりまして、まだボーリングができてないところでございますけれども近傍の5号線本線部のボーリングデータを用いて推計したものでございます。

(中原ひろみ)
 今の話聞いたら、これが当然だというお話でしたね。予備設計というのはそんなもんなんだと。工事をする前にもう1回やるんだと。これおかしいでしょ。そうしたら167億円のときにまた増えると、案外減るかもしれませんが、今からの事業の当初の事業費ってのは、これは確定するまで待てないと、最低水準だというふうに思わなきゃいけないってことじゃないですか。
 私はこういうやり方を認められないと思うんですよ。ここ民間事業者じゃないんですから、公社はやってますけど、公社には市と県が出資してさっきもありましたが、国の貸付もしたり、市も税金も投入してます。こういう事業なのにも関わらず、調査が予備設計ということを理由にいい加減なものにして、事業費も工期も伸ばすと、こういうやり方を私は許されないと言わせていただきたいと思いますね。
 これ民間だったら訴えられるでしょうが、当初の契約でなぜできないのか。先ほども言いましたが、人件費とか資材の高騰なら、それはなるほどなと皆さん納得するかもしれませんけれども、やっぱり公共ならばきちっとそこの事業費、工期、そこできちっと契約したところでやり切るというのが、これが公共の責任だと思いますよ。
 そういう基本を台無しにして、事業をやるためにはもう何があってもいいんだと、どんなことがあってもどんな無法という言い方はちょっと言い過ぎですね。どんな納得がいかないことがあってもそれはいいんだと、市民の理解や合意なしにとにかく必要なんだからやるんだというようなことになっていくというのは私は問題だということを言いたいと思います。

(道路交通局長)
 今の予備設計のときにきちんとボーリング調査ができてないかったんじゃないかというご指摘だと思います。
 通常公共工事っていうのは、まずルート等を決めて考えます。そこに川とか今回の場合は、高架橋ですから、どこに柱を立てるかというのを、位置決めしてですね想定します。ただそのときにはまだ用地の買収ができておりませんので、そこには柱を立てる予定のところにはまだ家屋があったり、そういう状況の中でまず一番予備設計というのをやっていきので、その近くで一番近くにあるボーリングを参考にして、どういった基礎がどれぐらい深くあるか、それを準用して、一応予備設計のときはやっていきます。
 それから、それに基づいて実施設計を行いますと、そこでしっかりと、どこまでの用地が必要になるかというのが確定いたしますので、その段階で事業用地に係る皆様にお願いをいたしまして、用地を買収することになります。
 ご協力いただいた後にやっと工事に入れるということになりますが、そのときには最初の予備設計というのは、ジャストのところではないので、本当に我々としても、先生言われるようにそこはわかりませんから、作ったものが基礎が足りなかったということはあってはならないということなので、施工段階になってきちんとボーリングをジャストのとこで行います。
 今回は、予備設計ではそこの場所ではできなかったので、まだ用地買収ができておりませんから、家屋等ありますのでできておりませんので、そのときには近傍を使っていた。で、実際にやるときにはもう用地協力していただいて事業用地なっておりますので、事業者の方がそこでボーリングをやって、今回その9.5mが12mになったということが判明したということでございます。

(中原ひろみ)
 工事をする上でより適正な工事といいましょうか、安全で確実な工事にしなきゃいけないので、そういう調査というのは私は大事だと思う。だから、調査を繰り返して、これでいいのかと言ってその事実を明らかにするということについては、異議はありません。だけど、先ほど5号線のボーリングなどを使ってやられたということについては、私はこれは納得がいかないと改めてやはり言わせていただかなきゃいけないと思っております。
 いろんな条件がありますから、ジャストボーリングができないってこともあるでしょうけど、それならそれで、この167億円については今後プラスアルファがあるというふうなことを議会に言わなきゃいけないと思うし、この167億円は、先ほども言ったセグメントが5号線の中に入ってなかったという、この高速5号線本体の事業費が上がることによって失われていく費用対効果を引き上げるための道路だったんですよ。その引き上げるための道路は、安ければ安いほど費用対効果が上がるんです。本当のジャストボーリングで本当の費用対効果は高くなる。197、30億円高くなったんですが、私はそんなふうに不信感を持っております。
 いろいろ理屈はおっしゃいますけど、やはり5号線の費用対効果を1を切らせないようにするために、登場した2から5ですから、あまり大きな費用では、費用対効果を上げることには作用しませんので、その辺の計算といいましょうか、そういうことで出てきたのではないかというふうなことも指摘をしなければいけないと思います。
 それで、全線供用開始時が令和11年度になったんですかね。これは交通量が増えると1日に9万7000台現行整備計画では通行量あるんだけど、これが2000台、1日に引き上げると。令和11年、今から6年後には交通量が増えるという見通しで収支が出ておりますけれども、この交通量のデータというのはどんなものを基本に算出されたんでしょうか

(高速道路整備担当課長)
 申し訳ございません。先ほど局長ご答弁させていただいた中で、こちらの橋脚位置を用地買収ができていなかったというお話でございますけれども、こちらの用地買収は済んでいるところでございますので、訂正させてもらいたいと思います。
 先ほどご質問ございました交通量でございますけれども、将来交通量につきましては、おおむね5年ごとに行われる全国交通量調査をもとに、国において将来人口やGDP、国内総生産でございますけれども、開発動向等を考慮した上で基本となる将来の移動交通量を算出し、これを用いて各路線の推計を行っているものでございます。
 今回の整備計画変更におきましては、国から示されたこうした最新の将来の移動交通量データを用いて、広島高速道路の将来交通量を推計しているものでございます。

(中原ひろみ)
 だから全国交通量調査、これは直近のものは何年になる。

(高速道路整備担当課長)
 今回推計に使っております全国交通量調査のデータは平成27年度のものでございます。

(中原ひろみ)
 はい、交通量が増えた方が、収支には影響がいいわけですけれども、平成27年というと、何年前になりますか。

(高速道路整備担当課長)
 今から7年前であろうかと思います。

(中原ひろみ)
 7年前のデータ。直近ではないというふうに思いますし、野村総合研究所というところがあります。ここの研究によりますと、全国の車の保有台数は2014年3月には3938万台だということなんですが、2030年代にはこのちょうど全線が供用開始する頃ですかね。これには3597万台へ9%ぐらい減少するということなんですね。
 現代文化研究所というところもあって、ここも中国地方はこの村総合研究所が出しているデータとほぼ同じような状況だったと、やっぱり自動車保有台数は9%ぐらい減ると、自治体によっては20%以上減るところもあるよという指摘もあるところなんですよ。
 それで世界的に地球温暖化も問題になって、やっぱりマイカーを自粛しようと公共交通にシフトしようという流れ、広島市もそういう施策を推進しておりますけども、人口減少も進むという中で高速道路だけは広島市の高速道路だけは車がどんどん増えていくというのは、本当かなというふうにどうしても疑問を持たざるを得ないんですけれども。
 広島市としては、この市域、県域、そして連携中枢都市23市町でしたか、そういう圏域の車の保有台数というのはどのように推計されているんでしょうか。

(高速道路整備担当課長)
 先ほどご答弁させてもらった中で、全国交通量調査の一番新しいものって申しますのは、令和3年度に調査が行われておりますけれども、その交通量調査を用いて国の方で将来の交通量を算出するんですけれども、そのデータの算出がまだできておりませんので、平成27年の全国交通量調査を用いた将来の交通量を使って今回推計しているものでございます。
 先ほどご質問ございました交通量でございますけれども、広島市域の慣例の交通量で申しますと、平成27年の交通量が165万台でございます。1日当たり165万台の移動交通量でございます。

(中原ひろみ)
 この令和3年度の全国交通量調査があるけれども、まだ国が明らかにしてないから、使えるものではないので、7年前の平成27年のものを使ったということなんですが、それじゃ令和3年度が出たときにもう一度この交通量調査を元にした収支見通しを出されるということなんでしょうか。

(高速道路整備担当課長)
 今後整備計画変更が必要になった場合におきましては、その時点で最新の交通量用いて収支見通しを試算することになろうかと思います。

(中原ひろみ)
 それはいつぐらいになるんですか。

(高速道路整備担当課長)
 整備計画変更につきましては、冒頭ご説明しました事業期間あるいは事業費全体の事業費を定めているものでございます。
 こちらの事業期間、事業費を超えることが明らかになった場合に整備局変更を行うものでございまして、今後そのような段階になったときに整備計画変更を行うことになろうかと考えております。

(中原ひろみ)
 ということは5号線は今中央建設工事紛争審査会で調停中ですが、ここの結論が出れば、事業費がどうなるかというのも明らかになるでしょうから、それを受けて直近の令和3年度の交通量でもう一度収支見通しを出されるということで理解をしておきます。
 それで、交通量2000台増えるということですが、2000台増えても費用対効果下がっちゃってましたね。収支見通しの中の支出の合計は、現行整備計画よりも見直されて155億円増えるということになっております。これから5号線の増額幅がどうなるかわかりません。増額なしということになるかもしれませんけれども、どちらにしても工期が延長してますから事業費は変わらざるを得ないでしょうが、建設費が膨らめば、借入金の利息も増えていく。支出ばかりが増えて今の1. 02がもっと下がらざるを得ないと。誰が考えても状態効果を上げる要素がないわけですよね。その点について市はどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。

(高速道路整備担当課長)
 5号本線の事業費につきましては、シールドトンネル工事の追加費用の負担等について建設工事紛争審査会に調停申請されていることから確定していない状況でございます。
 こうした上事業費等が確定した段階で考えることになりますけれども、5号線の費用便益比につきましては、この5号線の事業費が確定した段階で、その時点の最新の交通量データ等を用いて必要に応じて試算することになると考えています。

(中原ひろみ)
 そういうことじゃなくって、費用対効果が下がらざるを得ないと思うんだけど、仮説の話をして悪いんですけどね。下がった場合、市民県民に対してどう説明するのか。下がってもどうするって関係ないんだということなのか、やはりきちっと説明責任を果たそうというお考えなのかというところを聞いているつもりなんですが。

(高速道路整備担当課長)
 5号本線の事業費が確定していない状況でありますけれども、この事業費が確定していない状況では費用便益比が1.0を下回るかどうかっていうのはわからない状況でございます。

(中原ひろみ)
 今回の整備計画で改めて5号線は来年には完成する計画になっているということなんですが、この計画はもうできませんよね。どうでしょうか。

(高速道路整備担当課長)
 委員おっしゃってるのは5号本線のことだと思いますけれども、5号本線につきましては、その完成時期は今現在掘削をしております牛田地区の掘削の見通しが立った段階でお示しすることにしておりますので、完成時期はまだ未定でございます。

(中原ひろみ)
 未定、未定と言いながら、ここへ収支見通しでてきてるじゃないですか。一方では詳しく聞こう思たら未定という。だけどこういう計画が出てきて、議会としてもこんなふうになるのかなというふうにして関わってきたわけですが、私が何が言いたいかといえば、高速5号線がもっとスムーズに動いていれば、私はこの2号も5号も、こんなに工期を延長せずに済んだのではないかと不信の念があるわけです。
 結局5号線がなかなか見通しがつかないので、工期を延ばさなきゃいけない。それでいい材料として、2号と5号も支持基盤も違っとったし、この際ぐっと延長して4年間ぐらい、本来なら2年ぐらいできるんだけども4年間ぐらいゆとりを持たせて、これは私の勝手な思いですが、そんなことを思いたくなるような、あまりにもこの5号線に関しては信頼が持てないということなんであります。
 これについて答弁を求めても仕方がありませんので、私がそんなふうに思ってるということで受け止めておいてください。
 それで、もうちょっと不思議なのは1年6ヶ月延長というのがありますね。橋梁下部工における橋脚基礎形式の見直しによる延長。これは1年6ヶ月もなぜこんなにかかるんですか。工事そのものがこんだけかかるのか。設計のやり直しでかかるのか、ちょっとその辺を教えてくださいなこれが一番長いんですよ1年6ヶ月。

(高速道路整備担当課長)
 橋脚基礎形式の見直しに係る1年6ヶ月の延長でございますけれども、こちらにつきましては設計に関わる期間の延長でございます。
 この1年6ヶ月につきましては、当初の計画では橋梁の詳細設計を発注後、工事発注する計画としていましたが、しかしながら平成30年災害等の影響による技術者不足により、入札不調が発生したため、これを受け建設コンサルタント会社が手持ち業務を多数受注している状況でありますとか、ということからわかったことからコンサルタント業務の受注者負担軽減のため、発注を二つに分割発注するということにしたものでございます。これに3ヶ月を要したものでございます。
 この分割発注のうち、先にする業務におきましてボーリング調査と詳細設計をすることとしまして、後で行う業務につきまして先に行ったボーリング調査を踏まえて後の業務で橋梁の詳細設計を行うことにしたものでございます。
 その選考を先にやる業務の中で、支持層が深いことが確認されたことから、設計の見直しが必要になったというような経緯がございまして、これに1年3ヶ月の延長を要したものでございまして、合わせて1年6ヶ月の延長ということでございます。

(中原ひろみ)
 この2号と5号は、2号から5号に行く道路と、5号から2号に接続する2本で作るんですけど、600mと700mなんですよ。先ほどの98号議案の河内線の橋梁工事、ここの1m当たりの単価聞きましたがまだお答えがありませんが、この2号と5号のこの連結路だから、600と700で1300mを整備するんですが、ここの1mはどれぐらいなんでしょうかそれぞれ教えといていただければ。

(都市整備局次長)
 先ほど98号議案の延長あたりのお金を答弁できてませんのでお答えします。190mでございます。10億8900万円でございますので、573万円、m当たり、ということでございます。

(道路部長)
 その連結路の橋梁についてはまだちょっと目下、材質、単純に割ればよろしいんですが、多分、委員が比較されたいのは多分、延長1m当たりどのくらい違うのかということではなかろうかと思います。
 ただ橋梁の場合、幅員幅でございますとか高さでございますとか、そういったものが大きく関係してくるものですから、一概にその1m当たりの単価ではその比較はできないものと認識しております。
 それが前提の上でまた後ほど、単純に割ったものはお伝えしたいと思っております。

(中原ひろみ)
 計算できたら教えてください。今おっしゃったようなことを踏まえて私も数値は扱わせていただきたいというふうには思います。89号議案の質疑については以上です。

第85号議案 令和5年度広島市一般会計補正予算(第3号)(原油価格高騰に伴う公共交通事業者等への支援)

(中原ひろみ)
 もう一つは、原油価格の高騰がありました。これに対する支援、これはコロナ禍のときにもこういう支援がありましたけれども、この支給金額ここへ文字で書いてあるんで、金額と言いながら、あの文字なんで、この数字にすればどれぐらいおよそ考えておけばいいものなんでしょうか。

(道路交通企画課長)
 委員のおっしゃられました支給金額といいますのは、応援金全体の支給金額のこととしてご答弁させていただきますと、支援金の総額としましては2億7300万円となっております。

(中原ひろみ)
 この2億7300万円の支給金額を市内に本店、支店、営業所を置くバスやタクシーやトラック、旅客船の事業者には補助するというわけでありますけれども、これ実行委員会に対して、補助ということで直接市がタクシードライバーに渡すわけではないと思うんですが、私がよく不安になるのは、個人タクシーの協同組合というのがあるんですかね、そういうところに入ってらっしゃる方はまだ組合サイドで、そういう手続きをしてくださるので心配ないんだけど、組合に入っていらっしゃらない本当の個人タクシーこういう皆さんに、きちっとこういう制度が行きわたって、国の支援で少しでも営業を支えていけるようにしなきゃいけないと思うんですが、その辺の手立てというものはあるでしょうか。

(道路交通企画課長)
 事業者への周知ということでございます。その点につきましては当該事業の実施に当たりまして昨年度実施したものになりますけれども、なるべく多くの対象者の方から支援を受けていただけるよう、本市も実行委員会と連携しながら様々な広報を行いました。
 具体的には、本市では、広報誌「広島市市民と市政」への掲載を2回、これは10月1日号、12月1日号で行い、その他ラジオスポットでの放送7回、これは10月に4回、12月に3回。LINEなどのSNSでの情報発信を5回、これは10月に2回12月に3回行った他、各区役所や市役所1階の市民ロビーなどでチラシの掲示配布を行いました。
 実行委員会の方ですけれども、こちらの方は令和4年9月29日に支援事業のホームページを開設するとともに、10月13日の中国新聞朝刊に事業内容をお知らせする広告を掲載した他、各協会に所属する業者への周知、各協会でのチラシの配布、ポスター掲示等を行いました。
 その他、第1期の申請期間において審査なされなかった、対象となる事業者さんに対してチラシと申請書類を同封したダイレクトメール、こういったものを送付させていただいて周知を図りました。こういったことによりまして対象者の周知を図ったところでございます。

(中原ひろみ)
 わかりました。いろいろと配慮されてるんだと思うんですが、そういう制度知らんかったなというようなことにならないように、1人も取り残さないというのが今ありますが、そういう立場でこの事業についても臨んでいただければと思います。

報告
⑵指定管理者の業務実施状況(令和4年度)の評価等について

(中原ひろみ)
 それでは提出資料によると、37ページでしょうか。駐輪場について、広島県ビルメンテナンス協同組合が管理者となって、31の駐輪場の評価に関わってです。
 利用者満足度を知るアンケートでは、やや不満が6.2、不満が5.4、合わせると不満というのが11.6%で、他の建設関係の施設と比べましてもこの不満率が高いというふうに思っております。それでこの要因はどこにあるというふうに市は分析されているでしょうか。

(自転車都市づくり推進課長)
 駐輪場の利用料金につきましては、指定管理者が創意工夫を行うための原資を確保することによりまして、利用者のサービス向上等につながる利用料金制の導入を前提として、令和3年2月議会での条例改正により、上限額を引き上げまして、現在の指定期間が始まった令和4年度から、自転車の一時利用を除く料金を値上げしております。
 アンケート結果では、料金や設備への不満が、前年度の結果より大きくなっております。これは、料金を値上げしたことそのものへの不満と、一部の駐輪場において、その値上げが設備改修に見合っていないことへの不満があるものと分析しております。

(中原ひろみ)
 料金を値上げされたということですが、どれぐらい上がったんでしょうか。

(自転車都市づくり推進課長)
 1次利用の原付バイクを200円から250円に、登録利用、定額でございますけれども自転車を1000円から、場所に応じて1300円から1500円。また原付バイクは1ヶ月当たり2000円を2500円に値上げしております。

(中原ひろみ)
 かなりの引き上げだと思うんですけれども、そういうふうに利用料金制を導入されて、条例も変えて、利用料が上がったと、そういう中で、様々な施設に対して不満があるということが11.6という不満の大もとにあるというふうに思うんです。
 ここにもやはり利用促進策ということで、様々な努力がなされておりますが、例えばキャッシュレス対応清算機を導入したとか、垂直式2段ラックの更新とか、様々施設の箇所数書いてありますけれども、これは全ての31の駐車場に対してこの利用促進策はもう出来上がったということなのか、まだ今ここに書かれている利用促進策以外にも、やらなければいけないこの促進策があるのか、その辺の状況はどうでしょうか。

(自転車都市づくり推進課長)
 例えば31施設ある中で、駐輪ラックの更新であったり新設につきましては、新白島駅、広島バスセンター西、大手町、袋町小学校といった四つの駐輪場で実施しておりまして、全ての駐輪場で実施できているわけではございません。指定管理期間5年間ございますので、順次実施していくこととしております。

(中原ひろみ)
 ということは、その指定管理期間の5年間で様々駐輪場によって、必要な整備・利用促進策も違ってくるかと思うんですが、それは5年間で全て完成するというようなスケジュール感なんでしょうか。

(自転車都市づくり推進課長)
 繰り返しになりますけれども、5年間で順次実施して行く予定にしております。令和7年度の予定ですけれども、キャッシュレス決済の導入なども予定しております。

(中原ひろみ)
 設備の改修するためには費用が必要ですが、この設備改修費というのは、この利用料金の中から指定管理者が賄うということなのか、指定管理料そのものに設備改修するためにはこれぐらいの費用が必要だからということで市の方が負担してるのか、その辺の兼ね合いはどうなってるんでしたっけ。

(自転車都市づくり推進課長)
 令和4年度の今回の指定管理から利用料金制を導入しておりますので、設備改修の費用につきましても、指定管理料の中から、利用料金で直接指定管理者が収納した料金の中で賄っております。

(中原ひろみ)
 ということは利用者が減れば利用料金が減じるわけですから、予定していた設備ができないということにもなってくるのじゃないかと思うんですが、そういう心配はないんですか。

(自転車都市づくり推進課長)
 令和4年度は指定管理期間の1年目ということで、まだ指定管理者も改善の余地があると認識しておりますので、目標にできるだけ近づくような形で、あの努力してまいりたいと思っております。

(中原ひろみ)
 利用者の満足度を上げるというのが必要なことでありますので、やはりその辺の設備改修については、何がどう必要になるか、災害時もありますでしょうし、いろんなことがあると思いますが、ぜひ指定管理者任せということでなく市の施設ですから、そうは言ってもやはりきちんと必要な費用は責任を負っていただきたいということを申し上げておきたいと思います。
 それで、私のところへお手紙が参りましてね。これは、広島駅南口第2自転車駐輪場、仮設なんですがそこをご利用の方からなんですがね、ここは仮設で、本来であれば南口第3駐車場の隣の、仮設でない第2駐輪場を使っていたけれども、そこが移転になったと。現在の場所がエールエールA館そばにあった駐車場から駅前大橋を渡って、的場の対岸の方へ移動しました。そこは屋根がないんです。従前は屋根があったけど屋根がなくなって、オープンなったために雨風で自転車が濡れる、木の葉が落ちてくる、そして鳩の糞が自転車について非常にそれがストレスになるということで何とか屋根をつけてもらえないのかっていうお手紙なんです。
 私もなるほどと思って屋根ぐらいつけたらいいのにと思ったんですが、仮設なんで、令和7年度までのそこが利用だということであと2年ですよね。屋根をつけられないことはないんだが、仮設で7年までの使用だから、8年度からは民間の駐輪場の方に吸収されるということで、2年間はそういう構造物をつけることは費用対効果上いかがなものかということでつけてないということでした。
 市の方はそうかもしれません。だけど利用している市民にとっては毎日毎日のことなんですよ。私も現地に行ってみましたが、鳩が多分自転車か何かに留まってそこで糞をするというようなことを避けるためでしょう自転車のサドルとか後ろの荷物置き場のところに鳩が止まらないような尖ったものを置いてらっしゃるような方もありました。
 これは鳩の糞被害に合わないために自己防衛されてるんだなと見かけたんですけれども、そういう状況ですから要望された方の思いもよくわかるわけです。あと2年といえども毎日のことです。先ほども聞けば、156の駐輪ができるスペースで、146人の方が登録利用されているということでした。先ほど1000円から1300円に上がったということです。だから料金は300円上がったのに、仮設になったために屋根がなくなって被害が発生したという、これはダブルでストレスがたまると言わざるを得ません。
 お金だけの問題ではありませんが、例えばそういう状況なんで、1000円にしますよとか、何か他の構造物でないあまりお金がかからず、雨や鳥の糞被害から解消されるようなことができないかということなんですが、いかがでしょうか。

(自転車都市づくり推進課長)
 利用料金制になりましたので、利用料金設定につきましては指定管理者が行うものでございまして、私どもが指定管理者に値下げをしなさいとかそういった指示をすることができないという環境になっております。
 ただ委員の御指摘もありますので、今後何らかの対応ができないか指定管理者と協議してまいりたいと考えております。

(中原ひろみ)
 気持ちよく駐輪場を使えるようにというのが、やっぱり基本だと思いますから、何らかの対応って何があるのかなと思いますが、指定管理者と話し合っていただいて対応していただくことを求めて終わります。ありがとうございました。

⑶広島市民球場(マツダスタジアム)への歩行者用道路の整備について

(中原ひろみ)
 周辺への影響について伺いたいと思います。ペデストリアンデッキを整備するにあたって工事が始まりますが、これではお聞きすると8分ぐらいの杭を打って深さは25mぐらい取るということでかなり周辺にも影響が出るし、工事も通行量の多いところですから、大変な工事にもなるかなと思うんですが。こういう作業をしますよと安全対策をこのようにしますよと周辺の皆さんへの説明というのはどのようにされるんでしょうか。

(街路課長)
 工事につきましては議員からありましたように、もう具体的にもう工事発注してまして、現地の方に入る準備をしているところです。
 地元周知に関して言いますと周辺の町内会長に工事のご案内を既にしたところでございます。

(中原ひろみ)
 先ほども議案質疑の中で、支持層がどこにあるのかということも少し議論になりましたが、ここは25mも打つということで、かなり深いところに支持層があるということのようですね。25m杭を打とうと思えば、やはり低振動の工法を使っても周辺にはかなりの影響を及ぶんじゃないかと思いますので、その補償のことについても少しご検討いただいて行っておきたいと思うところです。
 先ほど山路議員からインターロックの話もありましたが、私もよく被害に遭う人です。インターロックってちょっと1センチほど浮いていても引っかかって転倒しかねない状況がありますし、高齢者っていうのは足が上がらない人が多く、すり足のように歩くとか杖を持っているとかで、杖がインターロックに引っかかったりして、バリアフリーの状態を保っておくことが難しいと思っております。
 見栄えは綺麗なんだけど、実際安心安全に歩こうと思うと少し不安もあると指摘をしていきたいと思いますし、このB4サイズの資料の写真3のところですけど、ここに黄色い線がありまして、これは多分点字ブロックではないかと思うんですが、弱視の人はきっとこういうインターロックで色ががちゃがちゃしていますと、点字ブロックが識別しづらいということもあると聞いております。
 そういう点からも、課題のある人たちが安全に歩けるような環境を今からのことですからいくらでも変えていけるんじゃないかと思うので、考えていただければと思っております。
 こちらの写真のところにも両サイドに点字ブロックがありますし、これもやはりインターロッキングで、カラフルな中に黄色い点字ブロックがあるわけですけれどもその辺もちょっと修正できるものであれば、お考えいただきたいと思うんですがいかがでしょうか。

(街路課長)
 ご指摘の点字ブロックですけども、視覚障害者の方にもわかりやすいような形での基準がございますので、その基準に則って整備していきたいというふうに考えています。

付託案件外
広島高速5号線シールドトンネル工事について

(中原ひろみ)
 それでは高速5号線シールドトンネル工事について質問いたします。中央建設紛争審査会に調停が申し立てられて10か月ぐらいが経過したと思います。
 裁判をやるより迅速に解決するということが調停をされた理由だと思うわけですけれども、紛争審査会は非公開ということで、いつこれが決着するのか見通しもないと。何を聞いてもわからないという状況なんでね。他人ごとだなと思わざるを得ないんですが、広島市としては事業費増額の結論、いつまでに出してほしいというような何かスケジュール感があるんでしょうか。
 逆にないということであれば、掘削工事が終わってしまってからでも良いというふうにお考えなんでしょうか。

(道路部長)
 この場をお借りして午前中のご質疑でいただきました1m当たり2号5号の事業費はいくらかということですが、1m当たり600万円となっております。
 それでは今委員のご質問にお答えいたします。契約後事業費に変更が生じた場合、契約約款では発注者と受注者が協議して定めるということとなっております。
 この協議が整わない場合には、建設業法による建設工事紛争審査会のあっせん、または調停によりその解決を図るものとすると規定されています。
 公社からは現在受注者から申請されている調停は、この契約約款の規定にのっとった適正な手続きであると聞いていることから、本市としましては早期の結論が出てもらいたいと思っておりますが、この審査会の審理状況を注視したいと考えております。

(中原ひろみ)
 国土交通省はこの紛争審査会の処理状況等をホームページでアップしておりまして、今期の申請件数調停4件ということで、これは今年の7月14日のお知らせで、この中にも誤差が入ってるんだろうと前期からの繰越件数14件、今期の申請件数4件ということで18件、処理したものもあって16件ということです。
 この16の中に5号線が入ってるんですが、大体みますと1年ぐらいで決着をしていると書いてあります。12月ぐらいには出てくるのかなと思ってもいるんですが、事業費が増額になれば費用対効果も変わるし、収支見通しも変わります。
 民間ではそういう事業費、工期これを不問に付して事業をやるようなところはありませんよね。ましてや資金を出し、税金を投入する公社が行う公共事業において、この事業費とか工期を明確にして進めるのが基本ではないかと思うんですけれども、市の認識を伺います。

(道路部長)
 工事に当たりましては事前に十分な調査を行った上で発注するものですが、工事着手後、事前に想定した条件と異なることが判明した場合には、発注者と受注者とが協議した上で、適切に現場での対応や契約変更を行っています。
 また一方で、協議が整わない場合には先ほどご答弁いたしましたように、契約約款において、建設業法における建設工事紛争審査会のあっせんまたは調停により、その解決を図るものとすると規定されており、この規定によって適正に手続きがなされているものでございます。

(中原ひろみ)
 規定通りやってるって言うけれども、私は想定と違うことができたんだったら、一旦工事を止めて実際どれぐらいの事業費がかかるのか、やはりきちっと再契約する手続きが必要じゃないかと思いますよ。
 何か契約だけしてしまえば、工事の着工だけしまえば、あとはどんだけ事業費が膨らもうといいんだという悪しき前例をこの5号線は作り出したなと思っております。まさに公共工事の基本を壊した事業だったと振り返っているところです。
 国土交通省は、事業採択して10年を経過しても継続中の事業などについては5年ごとに再評価しておりますね。再評価を行って事業の継続が適当と認められない場合には、事業を中止しますというふうにしております。それで、高速5号線整備事業の事業採択はいつなのか、それから5号線の次の5年ごとの直近の再評価はいつになりますか。

(道路部長)
 まず最初にお話された建設工事紛争審査会といいますか何も決めずにということなんですが、これについては契約約款に基づき発注者と受注者が協議して定まらないことから整わないので、今の状況になってるということでございます。
 次に、事業の再評価のことをお問い合わせいただきました。高速5号線は平成12年9月に整備計画に追加しており、高速2号線と5号線連結路の事業費の増額等を反映させた事業再評価は広島高速道路事業評価実施要領に基づき前回、これは令和元年度ですけれども、それから5年目に当たる令和6年度に実施する予定であると、公社から聞いています。

(中原ひろみ)
 直近の再評価は、来年度令和6年度ということになりますね。これまでに今の中央紛争審査会の結論が出るのかどうかということですけれども、今回の30億円の連結路の増額で、費用対効果は1.10から1. 02に下がりました。もうギリギリのところですけれども、今後このシールドトンネル工事の増額ということになれば、1を大きく下回るんではないかと思うわけですけどね。
 9月の一般質問で、局長は費用便益のみを捉えて事業の中止を判断するのではないというふうにおっしゃったんだけど、国土交通省はその再評価で事業の必要性、進捗の見込み、コスト縮減のための代替案の可能性など事業継続するのか注視するのかの対応方針を決定するというふうにしてるんです。そのための再評価だと。
 その再評価する一つの重要な視点として、やはりこの費用対効果というものが用いられるということがあるわけですから、やはり費用対効果も、この事業の中止を判断する一つの重要な視点だというふうに答弁されるのが、私は正しいんじゃないかと、局長の言い方だと、費用対効果がどうなろうと5号線はやるんだと。そんなふうに私は受けとめましたね。
 この再評価で1を大きく下回ることがあれば、これは工事を止めなさい、例えば代替案でナトムでやってしまいなさいということがあるかもしれないじゃないですか。そういう事業なんですから、やはり慎重にね、私はこの工事は進めるべきであるし、やはり一旦立ち止まって費用対効果、再評価の状況を待つべきではないかと思いますが市の見解をお尋ねします。
 費用対効果が下がったかどうかは確実なことじゃないので、答えられないというふうにおっしゃるのかもしれませんけれども、1を下回った場合、市民の理解を得られると思いでしょうか。

(道路部長)
 先般一般質問で道路交通局長もお答えしましたが、この遺影費用対効果費用便益比いうことだと思いますがそれについても1.02と試算していると聞いています。
 ただ、事業の継続や中止につきましては、国の技術指針によると、費用便益分析や事業の進捗状況などを踏まえ、総合的に判断するとされていることから、費用便益比のみを捉えて、事業の中止を判断するものではありません。
 従いまして現在委員おっしゃったその1を下回るかどうかということでございますが、シールドトンネル工事の掘削に時間を要していることなどに伴う追加費用の負担について、現在先ほど申しました建設の審査会にて調停が進められているところであり、確定しておりません。
 このため費用便益についても、事業費が確定した時点で最新の国の交通量データ等を用いて、必要に応じて試算することにしていると公社から聞いております。従いまして現時点で費用便益比が1.0を下回るかどうかということについてはわかりません。

(中原ひろみ)
 何も答えられないということですね。そういう中で工事が進んでいるわけですが、進む工事ですが動いたら止まると。こんな繰り返しで大変難工事になっております。
 トラブル続きなので5号線工事は祟られてるんじゃないかというようなことを言う人もいらっしゃいましたが、そもそもこの二葉山にトンネルを掘るという工事が困難な事業だったんですよ。その困難な事業にあえて強引に挑戦したということがこのトラブルの原因だということを言っておきたいと思います。
 8月7日にナットが回収されました。8月28日には掘削を開始しましたが、また5日後の9月4日には今度はボルトが破損したということで、動きは止まり、動きは止まるんですが、9月22日はまた稼働始められたと聞いておりますが、ナットボルトの度重なるトラブルの原因と対策についてはどのようになっているんでしょうか。

(道路部長)
 まず、8月7日に掘削時に金属探知機が反応しまして、委員のおっしゃったカッターを固定しているナットが回収されたことから掘削を一旦停止し、臨時点検を実施しております。
 その結果、1ヶ所においてカッターを固定しているナットの一部が外れていることを確認しましたが、全てのカッター本体に破損等はなかった。ナットが外れた原因を調査したところ、岩盤の掘削により削られた岩盤の破片とナットが接触し、想定以上にナットの摩耗が進行し、ナットの締め付けが緩んだと推察されております。
 この対策としましては、カッターを固定するナットが外れていたのは1ヶ所だったものの、これからの磨耗を考慮し、全てのシングルカッター65ヶ所のナットを交換し、このような対策を行った上で再開しております。
 こうしたことが、今後の具体的な対策としましては、公社からは今後は掘削が約250m進むごとに進む範囲内での頻度でナット交換すると。また今回全てのカッターに破損等はなかったものの、外周部カッターに摩耗の進行を確認したことから、外周部のカッターを合わせて交換していると聞いております。

(中原ひろみ)
 今後は250mおきに交換するというようなことですけれども、これはやはり私は異常なことだというふうに思うんですよね。
 局長は、ナットボルトの破損は、掘削機本体の損傷ではないとおっしゃったんだけど、この掘削本体って何ですか。カッターを止めてるボルトやナットは掘削機でしょう。私はこういう答弁は非常に誠実ではないと言いたいと思うんですね。ボルトナットが壊れることはトラブルでしょう。それは異常なことでしょう。どんな認識をお持ちなんですか。

(道路部長)
 先日の一般質問において局長が答弁しました、掘削機本体の損傷などのトラブルで異常に頻回に中断が繰り返されたというわけではないということについてのご質問でございます。
 これにつきましては、平成30年に発生した損傷が、マシンを推進させる際のカッターの押しつけ力が課題であったことが主な原因で、盤面から一部のカッターが損傷脱落し、その状態のまま回転させたことによって、面板が直接岩盤に接触し損傷したものです。
 面板は、カッターやボルトといった摩耗等による交換を想定しているような部品ではなく、それらを固定するマシン本体に当たるため、損傷するとその補修に長期間を要することになります。
 このため、この面板損傷を受け、カッターの磨耗や破損を早期に発見できるよう、摩耗探知機等の増設や金属探知機の新設を行い、こうした反応が出るたびに掘削を止めて状況を確認しているとともに、必要な対策を講じながら、慎重に掘削を進めております。
 ですので、平成30年に発生したマシン本体の一部となる面板損傷以降は、同様の損傷が発生していないことを御答弁差し上げたものでございます。

(中原ひろみ)
 今説明されたことと、一般質問で局長が答弁されたことは全く中身が違うじゃないですか。私は他にも疑義がありますよ、局長答弁に。
 カッター交換など必要な対策を講じるための臨時点検するために、工事が頻回に停止したというふうにおっしゃったんです。私はこれはごまかしだというふうに思いました。臨時点検と言えば、あらかじめ決めて、先ほどあったように250mは2回とかね。そんなふうにあらかじめ決めて点検するのが、臨時点検のために止まったんだという答弁だったけど、それは違うわけで、実際は当初は11回だけの停止点検だったと思いますよ。それが50回を超えるという4倍以上の点検をせざるを得なくなったのは、そこにトラブルが発生したからでしょう。
 ここの説明をしてくださいな。もう一般質問の場で、市民が聞いて誤解を与えるような、これだけを市民が聞いたら50回停止したけど50回は全て臨時点検だったんかと。はなから最初から想定されとったんかというふうに思いますよね。非常に不誠実だと思います。

(道路部長)
 まず、計画的な停止による交換でございますとかというのは委員のおっしゃったところでございます。ただこれはマシン本体に大きな損傷がないように、事前に少しでも例えばボルトナット等が外れた場合を感知して、大きな損傷を与えず、早期に掘削再開できるようにというもので様々な探知機を設置しております。
 ですので、そういったものが反応し次第点検をする、これは当初予定していないことですので、臨時点検というふうにご答弁させていただいております。

(中原ひろみ)
 当初想定されてないトラブルが発生したということですよね。それでシールドマシンが騒音規制の対象外というふうに私は聞いて驚いたんですが、これはなぜですか。
 シールドマシーンで掘ってるのに、掘ってる振動や騒音を起こす一番の震源地が、騒音の規制対象外ってのは安心安全第一にというのは飾り文句かと言わなきゃいけないんですがどうしてですか。

(道路部長)
 騒音規制法では、建設工事として行われる作業のうち、著しい騒音が発生する、いわゆる特定建設作業について、騒音値の上限値、これは85デシベルですが、それや、作業時間作業日等が定められています。
 特定建設作業につきましては、騒音規制法施行令において定められており、その中ではシールドマシンを使用する作業は該当しておりません。

(中原ひろみ)
 該当しないんだったら、そのことは住民にはシールドマシンの騒音振動は規制の対象外だと、どんな音が出るかわかりませんよということは説明されたんでしょうか。皆さん合意しての条件ですか。

(道路部長)
 工事着手に当たりましては、公社において住民の方々に対し丁寧な説明を行っていると認識しております。
 なお、この特定建設作業には削岩機を使用する作業が定められていますがシールドマシンを使用する作業は削岩機を使用する作業に該当せず、特定建設作業に該当しないことを環境省に確認しております。

(中原ひろみ)
 理由はいいんですよ。そこに被害が起こってるんですから、その方が重要でしょう。シールドマシンは騒音の規制には及ばないということがあったとしても、住民の皆さんは非常な被害を訴えてらっしゃるんですから、規制の対象外だからといってどんな音がしてもいいとか、騒音がしてもいいとか、そういうことになりませんよね。
 私は現地へ行ってみました。6月議会では、騒音振動について家屋内で調べてくれという住民の要求に対して、公社は答えていただけませんでした。そういう調停は結んでないということで、あくまでも調停に従って公道で行うと、振動測定をね。
 それじゃあ私たちの苦労や被害の実態はわからないから、ぜひ家屋内でしてくれという話がありましたが、それは無視されました。私は騒音振動だけかと思ってたんですけど、現地に行って驚きました。
 ここからは、5号線の被害の状況を私が本当に短い時間で掴んだ話ですから、本当にごく一部です。この図を見てください。これは高速5号線トンネル施工状況の地図ですけれども、赤い線が現在のシールドマシンで、掘っているトンネルの位置です。ピンクでちょっと置いておりますところが、私が今回お訪ねして被害を目の当たりにしたところです。
 まさにトンネルのすぐそばです。1軒はこんな状況です。これは民家の階段です。ここにスリッパがありますけれども勝手口でしょうか、ここに亀裂が入っております。これは普通の亀裂じゃありません。足を置く階段そのものに大きな亀裂で、同じくこれは道路に面したおうちの敷地があって、その家の敷地そのものが下がってきてるんです。道路と家との割れ目が、地球が割れるように割れているという状況です。これは牛田東1丁目の状況でした。
 3丁目の方に、今ちょうどマシンが止まっているか、進んでるかそういう状況の東3丁目のところへ行きますと、これはおうちの敷地内なんですけど、この点は私の手です。一部が隆起をして、手が入るという状況でした。どれぐらい隆起しているのかなと思って。物差しを持ってきてもらって測ったんです。ちょっとはっきりしませんけど、1~3センチは隆起していると言えるのではないかと思っております。
 こんな被害は普通には出てきません。これは明らかに高速5号線シールドトンネル工事による被害の一部だと思うんですが、こういう被害が出ていながら、公社の理事長は、地元の意見を聞く会で「被害を出したとは考えていない」と。6月議会で局長は、「事業の遅れはあるが、地域住民と合意した調停によって適切に対応している」と。適切に対応されてないじゃないですか。被害はあるじゃないですか。これで被害が出ていないというふうに言えるのか、これで安心安全な事業と言えるのか認識をお尋ねします。

(道路部長)
 まず公社理事長の発言につきましては公社から、騒音振動については地域住民と結んでいる調停の一時管理値以内であること、また今回の地表面上昇に伴い、緊急的に家屋調査を実施し、事前調査と比較して大きな変化が見られなかったことを確認していること、さらに、調停において、トンネル掘削完了後、事後調査を実施することも約束しており、この調査結果をもとに、家屋被害の最終的な判断を行うこととなっていることなどを踏まえた発言であると聞いております。
 また6月議会の局長答弁につきましては、事業の遅れはあるものの、公社において、事前に地域住民と合意した調停に沿って適切に対応していると現状について述べたものであり、損害はないというご答弁は差し上げておりません。
 騒音や振動や家屋等の不具合など、地域住民の方々にご心配やご不安を抱かせることにつきましては真摯に受け止めており、1日でも早く完成させる必要があると考えております。

(中原ひろみ)
 一次管理値を超えてないっていうけれども、一次管理値って2. 4ミリでしたっけ。この物差しで被害の状況を見ると3センチですよ。これで一次管理値を超えていないということが言えるのか。私はこれは大変な被害だと思うんですけどね。
 地元のお話聞くと、騙されたって言うんですよ。何が騙されたかって言ったら、この工事は着工するときに、公社・県・市がシールドマシンというもので掘削するんで、音がしません振動もしません。気がつかないうちに工事が終わってますよっておっしゃった。シールドマシンというのはそんなに優れたものかと思って、それじゃ県・市・公社の説明を信じて、そう言うんだったらやってくださいと調停を交わしたと。
 振動、騒音の調査についても、公道と家屋とではどれぐらい違うものなのかわからなかったと。わからんですよね体験がないんですから。公道でやるって言われれば、公道だけでわかるんかと思ったんでそういう調停をしたけど、実際工事が始まって体験したら、もうこれは家の中の暮らしは大変だと。だから家の中で測ってくれって言ったんだけども、調停を盾にして、被害の実態も明らかにしていただけないということで、住民は本当に悔しい思いをしていらっしゃいます。
 説明会で何を言ってもどんなことを要求しても、その時にはわかりましたって帰っていただくんだけど、何日かすると、組織が認めないから駄目ですと言って、全部受け入れられないと。そういう思いを持っていらっしゃるようです。
 地元が特に心配されてるのは、このまま工事が終わってこんなお家の被害がその後じわっと出てきたときに、お家が傾くとか壁にひび割れが入るとか、そんなことになったときに、それは関係ありませんというふうにまた拒否されるんじゃないかと。きちっと対応していただけるんだろうかということを不安に思ってらっしゃいます。それで補償の期間というのを改めてお聞きするんですが、どれぐらいの期間を補償期間として、対応いただけるんでしょうか

(道路部長)
 まず初めに騒音振動については、一次管理値の範囲内で進めております。調停で結んでおります先ほど委員のおっしゃった2.4ミリというのは、地盤の変化、隆起等のことでございます。
 その調停で定めた隆起が、二次管理値を超えたので、先般昨年12月に工事を一旦停止し、対策や安全を確認した上で、再掘削を始めているというものでございます。
 また一方で、地元の住民の方々から家屋等の不具合に対する申し出をいただいており、これらについては、対象住民の方から詳細な聞き取り等を行いながら、工事により影響が明確に否定できないものにつきましては、例えば扉の閉開の不具合等への応急措置など特に生活に支障があると認められる場合は、個別に対応を行っていると公社から聞いております。

(中原ひろみ)
 今後今の対応はもちろんしていただけないといけませんよ。私が聞いたのは、あるお宅に行きますと、障子が全く開かなくなって、そこは公社が修理費を出して補修をされたようであります。これがそうなんですけどね。ここへ下の方が大きいんですね。上に行くと、狭くなる、要するに歪んでるといいましょうかそういう状況で板のようなものをここに付けて何とか開閉できたと。
 これはこれでそのときそのときに安心安全のために対応いただくのは当然なんですが、私が申し上げているのは、今後住宅街の掘削が終わる、そうするともう住宅の下は工事が終わりましたから、被害はもうこれ以上出ないでしょうと言って、被害の補償の中に入らないのではないかというご心配なんですよ。そこを聞いてるんです。
 聞けば事後調査は10年間やれるということですが、この10年間きちっと何かあればそれが5号線の影響だということが否定できない場合は、補償になるということで理解してよろしいですか。

(道路部長)
 公社では、といいますか、一般的にこういった家屋に損傷等の影響が出るような工事、それが予想される場合には、工事の着手前と工事が完了した後に、これ事前調査、事後調査といいますが、それを必ず行います。
 公社においては工事が完了後、そういったその動きを見ていくと聞いておりますが、その原因が、そのトンネル工事によるものかどうか、そこを見極めた上で公社において補償等を検討されているものと認識しております。

(中原ひろみ)
 期間を聞いてるんですよ。トンネルの工事が住宅直下を過ぎたところまでの被害しか見てくれないのか、そうじゃなくって、5号線が完成してその後も10年間の事後調査の間で変化が出た部分について、それが5号線のトンネル工事によるものだということが否定できない場合は補償するということでよろしいのかと聞いてるんですよ。

(道路部長)
 地域の方々と交わしております調停の中に、その後の一定期間という表現がございまして、それにつきましては広島高速5号線トンネル施工管理委員会の意見を踏まえて、相手方公社において、シールドトンネル掘削による地表面沈下が収束したと判断した時点を終期とするとなっております。
 この期間の測定方法につきましては、トンネル掘削終了時までに掘削期間中の計測結果をもとに施工管理委員の意見を踏まえまして、相手方公社が決定し、地域住民に説明するとなっております。

(中原ひろみ)
 少なくとも住宅直下での工事が終わったら、その後は知りませんよという態度ではないということで、そこだけ答えていただけませんかもう一度。

(道路部長)
 繰り返しになりますが地表面沈下が収束したと判断した時点を終期としまして、その計測方法につきましては、トンネル掘削終了時までに施工管理委員会の意見を踏まえて公社が決定し、地域住民の方々に説明するということでございます。

(中原ひろみ)
 しっかりその被害は補償するということで、住民の皆さんにお伝えいただきたいと思います。非常に不安に感じてらっしゃいます。
 今後の懸念についてですけども、今住民の皆さんはトンネル掘削の被害はもちろんですが、今後避難坑というものも作るようになっております。この避難坑についてはどのような規模の工事になるんでしょうか。

(道路部長)
 避難坑は、トンネル内から階段で地上へ上がれるようにコンクリート壁で囲まれた円筒状のものでございまして、その規模は直径約6.5m、深さ約29mの空間を構築し、その中に有効な幅が1.5mの階段を設け、地上部には出入口となる建屋を設置するものであると者から聞いております。

(中原ひろみ)
 深さ29m掘るわけですね。大きくトンネル工事の影響にプラスしてこの避難坑の整備によって周辺はまた大きな苦労を受けると思うんですけれども。避難坑の工事は、今のJVとは別の事業者が契約されるんだと思うんですけれども、避難坑整備に関して工事の安全性の協定とか、被害が及ぶさいの補償であるとか、そういうものは別の形で協定などを結ぶようなことはお考えなんでしょうか

(道路部長)
 避難坑の工事に係る地域住民の皆様への対応につきましては、シールドトンネル工事を踏まえ丁寧に対応していくこととしています。なお工事着手までには関係者にて整理されることになると考えております。

(中原ひろみ)
 結ばれるということで理解をしておきます。それでここへ出しました写真は、それこそ避難坑ができるすぐそばの地域なんですけど、こんなふうに怪獣のステゴサウルスというんでしょうかね背中がジャキジャキになったステゴサウルスを思い出すようなぐらい、外にせり出しているんです。そのブロックが。
 こういうところに今から避難坑を掘るわけですから、もっと擁壁は、影響を与えるということです。だからどこまでが5号線で、どこからが避難口なのか。私ははっきりしておかないと、お互い民間事業者がうちじゃないうちじゃないよって結局被害お受けるのは住民だったということになりはしないかと思うんです。
 被害がないのが一番ですけれども、やっぱりどうしても被害を出さざるを得ないという状況が目の前にありますから、ぜひ、被害補償についても、そういう協定の中に入れてほしいと思うんですけれどもいかがでしょうか。

(道路部長)
 まずその調停をするかどうかということにつきましては、着手までに関係者にて、どういった丁寧な対応していくかというのを整理することになると考えておりまして、あとその建物補償ということをおっしゃったんですが、工事に伴う建物の損傷等につきましては、先ほどもご答弁差し上げたように、工事着手前と着手後に、事前の調査、事後の調査を行います。
 工事完了後の事後調査において、工事により被害等があったと認められる場合については、損失補償基準に基づき原状回復するための修復費等を算出し、原因者が金銭により補償することになっております。

(中原ひろみ)
 お金で解決すれば全て済むということじゃないでしょう。それまでのいろんな住民の不安にきちっと適切に対応する、誠意ある態度が私は必要だというふうに思いますよ。それでシールド区間はあとどれぐらい残ってるんですかね。

(道路部長)
 現在シールドトンネル工事は全体1407mのうち約930mまで掘削しており、差し引き残り約477mとなっております。

(中原ひろみ)
 それで住宅地はあとどれぐらいの距離があるんでしたか。住宅直下は。

(道路部長)
 住宅直下の部分があと約60m程度だと認識しています。

(中原ひろみ)
 市はしきりに、住宅地を超えたら事業完成のめどが立つんだとおっしゃるんだけれども、住宅地をあと60m掘って超えたとしても、それで私はめどが立つのかなと。めどが立てば一番いいんでしょうけど、新たな課題が目の前にぶら下がってるなということを言わなければいけないと思います。
 これは第5回安全検討委員会の資料なんですけどね。尾長山がここにあるんですよ。尾長山っていうのは、細粒黒雲母花崗岩という非常に硬くて緻密な、墓石のような硬さだというところを掘削することになるようです。だから当然尾長山のところを掘るときには、カッターは摩耗するし、何回も停止して換えなきゃいけないという状況が来るとおっしゃってるんです。
 それで、ちょうど中山のところのそこに、「花崗岩?」というふうにになっておるんです。花崗岩、このクエスチョンマークとは何かっていうのを今日聞きたいんです。なんですか。

(道路部長)
 トンネル安全検討委員会の資料、この地質縦断図を今お示しいただいているんですけれども、尾長山付近の地層名、この岩種に確かに花崗岩クエスチョンと記載されていますが、その次のページに同じ尾長山付近において調査ボーリングと電気探査の結果、変質花崗岩と考えられると記載されております。公社ではこれを踏まえて当該地質を変質花崗岩としたして工事を発注しております。

(中原ひろみ)
 変質花崗岩だということのようですが、変質花崗岩というのがどのように変質しているなかわかりません、それは細粒黒雲母花崗岩ではない別のものだということでよろしいんですか。

(道路部長)
 いわゆる花崗岩が変質し、花崗岩よりも少しやおいというんでしょうか硬くない、というかそういったものというふうに認識しております。

(中原ひろみ)
 わかりました。その言葉を信じて、住宅直下がいけば、あとは尾長山もスムーズに掘れると市は思っているということを今日一応着地点にしておきたいと思います。

市営住宅の環境整備について

(中原ひろみ)
 観音新町にあります市営南観音南アパートについて、階段室型の市営住宅です。ここには残念ながらエレベーターが5階建てですけれども、ありません。エレベーターをつける地理的なその要件は満たしていると聞いております。
 ここにこういう手すりがついております。この手すりが4段ぐらいまでしか使えないんです。この踊り場付近、それから一番下の5段目辺りにあると思うとそれがないんです。3階の住まいの入居者から、手すりがこれでは部分的すぎて、1人で頑張って階段上り下りする事が難しいから、手すりを踊り場も含めてずっとらせん状に整備できないかというご要望なんです。
 聞くんですけれども、広島市の公共施設福祉環境整備要綱というのがありますが、これには手すりについてはどのように整備しろというふうになってるんでしょうか。

(住宅整備課長)
 平成7年に広島市公共施設福祉環境整備要綱を制定し、それ以後の市営住宅の新築においては、階段にバリアフリー化に対応した手すりを設置しているところです。

(中原ひろみ)
 手すりを設置するというのは、福祉のまちづくりプランなどにも書かれておりますけれども、これは連続して設けるというところの「連続」というところがミソだと私は思っております。
 連続してないんですねこの南観音アパートは。これは築年数が昭和58年59年に事業に着手したということですから、もうずいぶん古いわけですけれども、当時はこのような手すりで問題がなかったんだろうと思うんですが、やはり時代が進んで、高齢化率も高くなって、このような部分的な手すりでは階段の昇降が難しいという入居者も出てきたということなんですけども、市にはこういう改善してほしいという声は届いてこなかったんでしょうか。

(住宅管理担当課長)
 南観音南アパートにつきまして、そのような手すりをつけてほしいといった要望については具体的にあったとは聞いておりません。

(中原ひろみ)
 それじゃ今日私が初お願いということですね。それではこの観音新町にある市営南観音南アパートの入居者数と、それから高齢化率を教えてくださいな。

(住宅管理担当課長)
 令和5年4月1日現在の入居者数は213人となっており、高齢化率は41.3%となっています。

(中原ひろみ)
 高齢化率41%を超えるということですから、非常に高齢化率も高いということです。
 足腰に課題がある人は高齢化になるとどうしても増えるわけで、いつまでも元気で自分の足で何とか階段を昇降できるという形にするためにも、やはり手すりは足腰が不安な人にとっては非常に必要な支援の基本ですから、私はこの手すりを除けなさいとは言いませんが、ないところに足し算して手すりを付けることができないのかと思うんですが、そういうことはできないんでしょうか。

(住宅管理担当課長)
 現在の広島市公共施設福祉環境整備要綱で示された、バリアフリーの基準に達していない既存の市営住宅の共用部分につきましては、個別の入居者の要望を受ける中で、優先度の高いものからバリアフリー化に向けて改善に努めていくこととしているところです。

(中原ひろみ)
 ではここは優先度が低いということなんですか。

(住宅管理担当課長)
 優先度が低いというよりも、構造的に古くて狭くて付けにくいとかそういったいろんな要素がございますので、具体的な要望につきまして、入居者から丁寧に聞き取りを行い、どういった対応ができるかについて検討した上で、適切に対応していきたいということでございます。

(中原ひろみ)
 古い建物ですから階段の幅も狭くて、狭いところに手すりを10センチぐらいはみ出してつければ、それが新たな出っ張りになってそこに引っかかるとか、引越しのときに手すりが邪魔になるというようなこともあるんでしょうけど、私はそうだとすれば、エレベーターつけるのが一番でしょうと思うんですよ。回り回ってですね。
 これは南区の平和住宅の手すりです。つながってはいませんが、やはり階段の第一歩から踊り場に来るところまできちっと手すりが、ここも5階までありますけれども、きちんとついております。
 これは外にはみ出し方ですよね。でもこれはこれで邪魔になるということもありません。
 これは施設が全く違いますが、広島市の児童館の写真ですが、きちっとずっと連続して最上階まで階段全てに手すりがついています。本来はこれを目指すべきだと思うんだけど、これは新しい施設なんで福祉環境基準にのっとってこういう整理がされたんですが、それに達してない市営住宅については、他に南観音市営住宅だけではないかもしれません。
 たまたまここにお住まいの方が、ご意見をお寄せていただいたのでわかったわけですが、やっぱり市としてもこういう手すりの状況、他にないところがあるのかないのか調査もして、必要な整備をきちんと古いなりにやるべきだと思うんですけれども、どんなふうにお考えでしょう。

(住宅管理担当課長)
 先ほどもちょっと申し上げましたように、構造上の制約等もありまして改善が十分には進んでいないといった状況もあります。
 そういったことを踏まえまして、お困りの入居者がおられる場合には、個別に要望をお伺いした上で、例えば1階への住み替えとか、そういったこともご提案するなど、丁寧な対応に努めてまいりたいと思っております。

(中原ひろみ)
 そうしたら、もうこういう古い市営住宅については個別案件で何とか対応して、施設として福祉環境基準を守り抜くんだというようなことは考えないということなんですか。
 先ほども言いましたけど、やはりエレベーターを地理的な条件、構造的な条件でつけようにもつけられないとか、南区でも仁保の住宅ではエレベーターをつけることで隣に日陰を作るので、つけられないというようなことありました。
 そういうことであればやむを得ないんですが、階段室型の付けられる市営住宅は、先ほどの駐輪場のように2年で廃止するっていうんだったらまだ費用対効果をおっしゃるのもわかりますが、今から老朽化対策もありますけど、長寿命化で長く使おうという中で、やはり入居者がどんなに年をとってもどんなに障害を持っても安心して市営住宅で暮らせるっていう最低の条件をやはりつくるには、エレベーター費用対効果のここは言うべきではないと思います。
 やっぱりその辺は、市の方向基本的な方針を変えていただかなくてはいけない。前市長のときにはつけるという約束をしてたわけですよ。どこにつけますっていう年代も出てたんです。それが現市長になって、突然費用対効果を持ち出されて廃止になりました。
 これはおかしいということを申し上げて、何としても階段室型の市営住宅にエレベーターをつけなさいよということを、最後に申し上げて、終わります。ありがとうございました。

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