議会での質問・答弁

2022年11月21日

2022年11月21日 総務委員会 中森辰一議員

広島市立図書館再整備方針(案)について

 

広島市立図書館再整備方針(案)について

(中森辰一議員)
 今回また機能を追加をしたものもありますし、優先するという議論もあったかと思いますが、例えば中央図書館をどうするかということが、こども図書館を切り離すということが既に出されておりまして、差し当たっては中央図書館がどうなっていくんだろうかということが大きな問題といいますか、市民も皆さんもやっぱり関心を持っていらっしゃると思います。

 中央図書館に盛り込むべき内容ということで、今回整理されてきているんでしょうが、前にも一度聞きましたがかなり広範な機能強化拡充ということが盛り込まれております。
 今優先順位というお話もあったんですが、実際の問題としてここに掲げられた様々な機能というのは、新しく整備をされる図書館に全部盛り込まれるんでしょうか、どうなんでしょうか。

(生涯学習課長)
 この再整備方針の案に記載させていただいております機能やサービスについては、再整備地にも関係なく、設計や運営などを工夫しながら実現できるように検討していくことを考えております。
 当然言われる通りすぐできるものと時間かかるものもあろうかと思いますけども、そこを踏まえて検討していくということになると思います。

(中森辰一議員)
 すぐできるものそうでないものって言われ方をしましたが、エールエールA館に持ってくるにせよ現地建替えにするにせよ、別の場所に移転建て替えをするにせよ、今議論になっている、どういう図書館をつくるかということで、市の方でいろんな意見を聞かれて、こういうものを盛り込むということで今出されています。
 今の図書館ではない新しい図書館ができたときに、こういう機能がありますということで盛り込んだのだと思いますので、ここに掲げられたものが全て盛り込まれていないと、何のためにこういう整備方針を出したのか、特に区の図書館とか、これも図書館切り離して、少し先の方になると思うんですよね。
 だけど中央図書館に関しては差し当たって更新をしないといけないという議論の中でこういうものが出てきてるわけですから、ここに出されてきた以上は全て盛り込むということを前提に整備をされなければならないと思うんですけども、それはどうなんでしょう。

(生涯学習課長)
 ここに書かれている機能、サービスについては基本的には入れていくということで整備していくということになると思います。

(中森辰一議員)
 それで一つは先ほどもあったものですけれども、「広島を知るエリア」内において、この広島ゆかりの作家の文学資料についてというところですが、その他管理および活用を図るための専用コーナーの設置等の措置をまずは講じることとし、その後、措置の拡大等の取り扱いについて別途検討することとする。
 この別途検討する内容も含めて、この新しい図書館には、ここの部分に関してはどういう形になるんでしょう。

(生涯学習課長)
 広島文学資料につきましては新しい、図書館にきちんと専用コーナーを設置して、コーナーの拡充というのを図っていくということになると思います。その後、広島の21名の作家の方について、保存か活用とかさせていただきますけども、それ以外に増えていくということになったときには、改めてその拡大の措置を検討していくと考えております。

(中森辰一議員)
 それは拡大の措置が可能なような作り方をするという理解でよろしいですか。

(生涯学習課長)
 基本的にはまず図書館を整備した後で、状況等を見ながらその部分で運用でできるものなのか、スペースの確保が必要なものなのか、そういうところところも含めて、検討していきたいと思っております。

(中森辰一議員)
 仮にそういう拡大のスペースの確保が難しいということになった場合には、またこの取り扱いどう展示の仕方をするのかどう活用していくのかということについてはまた別な形で検討するということもありうるということですか。

(生涯学習課長)
 そのような状況があればその後、措置の拡大等を検討する中で、将来的に別の施設を整備するということもあり得ると思っております。

(中森辰一議員)
 もう一つ、浅野文庫のことです、これは少なくとも三つの案のうち、どうなるかわかりませんけども、エールエールA館に移転をするということに関しては、浅野文庫がついてくるということをおそらく考えられないことではないかなと思うんですけれども。そこについては別途検討と書き方がされているんですけれども、別途検討という方向性とは一体何なんでしょうか。

(生涯学習課長)
 浅野文庫につきましては、浅野家の意向がありますので、そういったものを含めながら検討していくということでございます。

(中森辰一議員)
 ですから、これはもう完全にこれから整備する。三つの案を比較検討するということになっておりますけれども、その三つの案に関わらず、新しく整備をされる図書館とは完全に切り離した形でこの問題は検討処理をしていくということになるんですか。

(生涯学習課長)
 浅野文庫につきましては、中央図書館とその枠組みの中で切り離すということはございませんけれども、その意向を確認しながら、保存環境に適する施設については検討していくことになると考えております。

(中森辰一議員)
 ということはもしかしたら、その3案のうちの、その案によっては新しい中央図書館の中に組み込んでいくということもあり得るっていうことですか。

(生涯学習課長)
 今の段階では浅野家の意向を確認しているところですので、ちょっとそれ以上、見込んで答えるということは難しいという状況でございます。

(中森辰一議員)
 それで先ほど一番最後に聞かれた問題ですけれども、この再整備方針を12月初旬に案をとった形で私共のところに届くというお話で、これは次の総務委員会で説明をするというお話ではなかったかと思うんですが、問題はこの案を受けた形で、次のどこに設置をするのかという、そういう問題、この結論というのは、結局いつ出すという計画でおられるんでしょうか。

(生涯学習課長)
 再整備場所の決定につきましては、付帯決議に沿った手順により年度内に決定できるようにしたいと考えております。

(中森辰一議員)
 ということは、この再整備方針に関しては今年のうちに決まっていくと。どこに整備をしていくのかというハードの面の市の結論は年度内となると今受けとめましたけれども、それでよろしいんでしょうか。

(市民局次長)
 先ほどの並川委員のも含めて、今後のスケジュールということでもう一度申し上げますけれども、再整備方針につきましては本日の総務委員会でのご意見を踏まえまして、最終的な取りまとめを行いまして、12月の上旬を目途に市の方で作成をいたします。
 比較検討資料等、やるものについて今後12月の総務委員会等でお示ししていくことになると考えております。

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