議会での質問・答弁

2022年03月16日

2022年第2回 2月定例会・予算特別委員会 2022年度関係議案討論 きせ康平議員

修正案に賛成

 日本共産党の吉瀬康平です。党市議団を代表して討論を行います。
第1号議案 令和4年度広島市一般会計予算の原案は反対。修正案は賛成です。

 反対理由を述べます。
 新年度予算は児童館の遊戯室のエアコン整備や危険空き家の除去に対する補助、人工崖を対象にした住宅防災・減災推進事業など、評価すべき事業も含まれておりますが、大型開発事業優先、効率優先で市民の命と暮らしを守る予算になっていません。
 全国に誇れる子ども支援の縮小・改悪などを行う一方、大型開発は湯水のように予算をつぎ込む姿勢は問題です。
 広島高速5号線は、当初から地元住民や地質学者が地盤沈下の恐れがあると反対の声をあげていたにもかかわらず、強引に工事を進めてきた結果、度重なる工事トラブルが発生し、現在では本線工事の完成の見通しが立たず、事業費が今後どれだけ膨れ上がるかわかりません。こんな無謀な工事は直ちに中止すべきです。
中央図書館と子ども図書館、映像ライブラリーを集約し、エールエールA館に移転するための予算が計上されています。市は11月に都市活性化対策特別委員会に提案してから、議論に時間を掛けず、この度の予算に計上しました。
 移転に対する市民意見では、大半が移転に反対という結果にも関わらず、移転を強行する、市民の意見を聞かない松井市政の態度はいかがなものでしょうか。
 平和文化都市として、知の拠点である図書館に対して、中央図書館だけでなく市全体の図書館のあり方について、どう発展させていくのかもっとじっくり議論をするべきです。現在の移転ありきの予算は早計であり、反対です。
 第1号議案令和4年度広島市一般会計予算についての修正案については、以上の理由で賛成します。
以上、討論とします。

その他反対

 日本共産党の吉瀬康平です。党市議団を代表して討論を行います。反対する議案は、
第8号議案 令和4年度広島市後期高齢者医療事業特別会計予算第9号議案 令和4年度広島市介護保険事業特別会計予算
第11号議案 令和4年度広島市競輪事業特別会計予算
第15号議案 令和4年度広島市開発事業特別会計予算
第34号議案 広島市勤労青少年ホーム条例の廃止について
第40号議案 広島市公民館条例の一部改正について
第47号議案 広島市と島根県浜田市との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議について
第48号議案 広島市と島根県邑智郡美郷町(おおちぐんみさとちょう)との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議について
第49号議案 広島市と島根県邑智郡邑南町との連携中枢都市圏形成に係る連携協約の締結に関する協議について
第52号議案 広島高速道路公社定款の変更に係る同意について
です
 
その他の議案は賛成です。

第8号議案と第9号議案を一括して反対理由を述べます。
 高齢者の二人に一人が年金だけで暮らしています。頼みの年金額は新年度から0.4%の引き下げが確定し、後期高齢者医療事業特別会計予算では、今年10月からは年収200万円以上の方には窓口2割負担も導入されることとなり、とても安心して老後を迎えられる状況にありません。これ以上の保険料や利用料、窓口負担の引き上げには反対します。市として国に対し、介護保険会計と後期高齢医療保険会計に対する国の負担割合を引き上げるよう求めるべきです。

次に第11号議案は、競輪はギャンブルであり、公共がやるべき事業ではありません。

次に第34号議案と第40号議案については青少年の活動の場は残すべきと考え反対です。

次に第15号議案と第52号議案については、広島駅南口広場の再整備事業や広島高速5号線などの不要不急な大型開発事業のために実施されているものであり反対です。

次に第47号議案と第48号議案、第49号議案については、自治体同士の連携を否定するものではありませんが、県をなくし、地域を消滅させる道州制の布石となる連携には反対です。
詳しくは明日、本会議場で述べます。
以上、討論とします。