議会での質問・答弁

2020年07月16日

2020年第5回 7月臨時会 議案質疑 近松さと子議員

第80号議案 令和2年度広島市一般会計補正予算(第5号)について

(1)診療所における感染拡大防止等の支援について

(近松さと子議員)
 今回の補正予算で行われる診療所への感染拡大防止の支援により対策が講じられて、熱がでても断られず診療を受けられるようになるのか。

(保健医療担当局長)
 本事業は、発熱症状等のある患者への診療が適切に行われるためには、診療所における受け入れ態勢を整えることが重要であると考える広島市医師会の提案に基づいて実施するものです。
 本事業におきまして、発熱患者等とその他の患者の混在を避けるための専用の待機場所や診察室の設置などの受診環境が整備されることで、市民が安心して診療を受けることができる体制を確保できるものと考えております。

(2)プレミアム付宿泊券の追加発行

(近松さと子議員)
 販売地域を広島県内、中国地方へと拡大し、今回の宿泊券の追加発行では、四国地方に広げるとしているが、これまで、どこの地域の利用者が多いのか。また、感染拡大防止が求められる中で、どのよう洗考えで販売地域を拡大することにしたのか。

(経済観光局長)
 前回のプレミアム付宿泊券は、6月25日から県内で、その後、7月2日からは、販売対象エリアを中国地方5県に拡大して販売しました。
 利用者については、7月10日時点の取扱宿泊施設からの実施報告の集計によると、広島県内居住者が8割程度を占めており、圧倒的に広島県内居住者により利用されているという結果が出ています。
 先ほど川口議員の質疑でもゴ答弁しましたが、新聞報道によれば、中国地方や隣接する四国地方でも新型コロナウイルス感染者の増加が見られていますが、プレミアム付宿泊券の発行は、本市観光業を早期に回復軌道に乗せるため、新しい生活様式の下、感染拡大防止と経済活動を両立しつつ、より多く集客できるようにするために行うこととしているものであることから、感染状況を見ながら、引き続き中国地方で販売するとともに、隣接する四国地方でも販売できるようにするものです。
なお、追加発行する宿泊券については、販売開始日から6か月間、使用できるようにするとともに、新しい生活様式の下、利用者の居住地や本市における感染状況を注視しながら、販売し、利用することができるようにしていきます。

(3)体験型観光プログラムの利用促進
(4)修学旅行等の誘致推進

(近松さと子議員)
 体験型観光プログラムの利用促進や修学旅行等の誘致推進といった県外からの観光客などの誘致は、感染拡大の状況の変化を慎重に見極める必要があると思われるが、どのように考えているのか。

(経済観光局長) 
 修学旅行等の実施に当たっては、新しい生活様式の下、各学校において出発前や旅行中に、生徒・児童の健康観察を行うなど、健康管理を徹底して実施されると聞いています。また、宿泊施設等の観光事業者においても一、学校の受入れに当たり感染防止対策を徹底すると聞いています。
 本市としても、修学旅行等の誘致推進事業で本市を訪れる各学校に対し、感染防止対策の徹底を促す通知を送付するとともに、旅行事業者を通じて感染防止対策を着実に周知することとしています。
 また、体験型観光プログラムの利用促進についても、体験プログラム予約サイト上で、旅行者に対し、新しい生活様式による感染防止の周知を図るとともに、プログラム販売事業者に対し、感染防止対策を徹底させることにしています。
 さらに、両事業とも、来訪者が居住地や本市の感染状況を踏まえて利用時期を決めることができるよう、利用期間を来年3月末までと長く取っています。
 こうしたことにより、感染防止と大きな痛手を受けている観光業の回復という経済活動の両立をウィズコロナ社会の中で図ってまいりたいと考えています。

TOPへ