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09.02.04
旧広大理学部1号館を被爆伝える施設に―広島市に5団体が要望

 広島大学本部跡地(広島市中区千田町)内の被爆建物の旧広島大学理学部1号館(元広島文理科大本館)の保存をめぐり、同館の「保存を考える会」(会長・竹山春夫広島大元学長)など五団体は二日、同館を活用して被爆の実相を伝える自然史博物館(緑と生命の未来館)を設置するよう広島市に要望しました。
 活用を検討したアーバンコーポレイション(中区)が昨年8月に経営破たんし、跡地利用計画が白紙に戻ったことを受け、2006年3月と07年11月に要望した内容を再度、要望したもの。「考える会」、「自然の博物館」をつくる会、広島県に自然史博物館をつくる連絡協議会、原爆遺跡保存運動懇談会、芸備地方史研究会の5団体9氏が市役所を訪れ、秋葉忠利市長あてに要望書、藤田博之市議会議長あてに陳情書を、それぞれ提出しました。
 市長あての要望では都市活性化局の藤本誠次長が応対し、「土地を保有する国立大学財務・経営センター(千葉市)や広島大の意向も検討し、どういう保存方法があるか考えていきたい」と回答。窓ガラスが割れて雨ざらしになっている問題で、国立大学財務・経営センターに応急処置を要請することを約束しました。


(しんぶん赤旗2008年2月4日より)


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