こども病院 日本共産党はこう考えます |
未来をになう子どもたちの命と健康を守る「こども病院」をつくってほしいとの声は、多くの保護者の方たちの切実な要求です。 子どもは大人と違い、突然発病したり、病状が急変する場合が多いので、昼夜を問わず診療できる専門病院が必要です。 1993年より、「看護婦・医療従事者をふやして市民の医療を守る会」が、「生まれた命、大切にしたいから」「子ども病院の建設」を求めて署名活動を進めています。日本共産党広島市議団も紹介議員となり、請願もおこなってきました。これまで提出した署名数は157530筆にものぼります。しかし、これだけ大勢の署名にもかかわらず、議会では「難しい問題」として処理され、「継続審査」となっている状況です。 全国的にみても、政令市を持つ大きな県で、こども病院がないのは広島県だけです。特に、近年は医療水準の高度化により、乳幼児の死亡率が減少し、とりわけ未熟児の医療分野の需要が高まっています。 広島地域は、未熟児医療の収容施設が不足しており、回復・成長ベッドの不足も社会的な問題になっています。 広島市は、広島市民病院の増改築の際に、未熟児ベッド数をふやすことで対応しようとしています。しかし、一日も早く母体搬送を含めた周産期医療体制を充実強化させ、こども専門の医療器具を完備した子ども専門病院の建設が求められています。 |