広島市長選挙の結果について
2003年2月4日
日本共産党広島市会議員団

 2月2日におこなわれた広島市長選挙では、「市民のための市政」を掲げた現職の秋葉忠利氏が、自民推薦・公明支持の大田晋氏や古葉竹識氏を破って再選されました。日本共産党広島市議団は、この選挙結果を多くの市民のみなさんとともに心から歓迎するものです。

 日本共産党は、秋葉市長が「大型開発の見直し」や「口利き(くちきき)による歪みの是正」など、市民本位の市政の方向を打ち出したことを評価し、独自候補を擁立せず、秋葉市政の良い面を前進させる立場で市長選挙にのぞみ、2種類の独自の政策ビラの全戸配布をはじめ、多くの有権者に新しい政治をともにつくろうと呼びかけて奮闘しました。

 これに対して、自民党政治の持ち込み、口利き(くちきき)政治の復活をねらう自民・公明両党に推された大田陣営は、「広島市を共産市政にするな」と反共大合唱と謀略宣伝に終始し、多くの市民のひんしゅくを買いました。

 昨年の長野県や熊本市、尼崎市につづき、いま、「住民が主人公」の新しい地方政治の流れは全国に広がっています。 今回の市長選挙の結果は、その新しい流れが、この広島でも生まれていることを証明しました。また、広島市長選挙と同日におこなわれた岩手県・陸前高田市長選挙でも、全国で3番目となる日本共産党員市長が誕生しました。

 日本共産党は、今後とも秋葉市政の問題点はただしながら、同時にこの選挙で秋葉氏が公約で掲げた
   ●乳幼児医療費の就学前までの無料化
   ●少人数教育制度の導入
   ●高齢者・障害者施策の充実
   ●公共事業見直しのための検討監査委員会の設立
   ●地場企業の積極的支援
   ●圧力に屈しない市政づくり
など、市民本位の公約を、誠実に実行されることを求めていきます。
 また、市政のさらなる刷新のためにも、4月におこなわれる市議選での8名全員当選と、政令市での県会議席の獲得をめざして、引き続き全力で頑張る決意です。

 市民のみなさんの一層のご支援を、よろしくお願いいたします。


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