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日本共産党の藤本さとしです。当市議団を代表して討論を行います。
反対する議案は、
決算第1号令和6年度広島市一般会計歳入歳出決算
決算第8号令和6年度広島市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算
決算第9号令和6年度広島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算
決算第10号令和6年度広島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算
決算第11号令和6年度広島市競輪事業特別会計歳入歳出決算
決算第14号令和6年度広島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算
決算第15号令和6年度広島市開発事業特別会計歳入歳出決算の七つの決算です。
その他の決算と二つの企業会計の未処分利益剰余金の処分については賛成です。
まず、決算第1号令和6年度広島市一般会計歳入歳出決算について、決算第14号令和6年度広島市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、一括して反対の理由を述べます。
令和6年度はコロナ禍は落ち着きましたが、輸入物価の上昇などに端を発した物価高騰により、市民の暮らしはますます圧迫され、困難となっております。
市として、物価高騰による市民生活などの影響を最大限抑え込むためにも、市の独自予算からも市民生活を支援することが求められました。
しかし市は国からの財源を利用したのみで、市独自の予算を投入した支援策はありませんでした。市民に冷たい市政です。
また、市民に反対意見が多かった市中央図書館の移転工事を強行し、老朽化する小学校のプールや、公立保育園の計画的な改修は行わず、子どもたちに人気の学校給食の自校調理場を廃止して、センター化を進めるなど、市民や子どもたちの願いを無視するものです。
市の決算全体を通じて、松井市長が提唱するにぎわい作りの大型開発には、予算を大規模につぎ込んでいるにも関わらず、市民の暮らしや福祉、子育て政策の充実や中小企業支援など、市民多数の願いを無視する市政運営を続けていることは容認できません。
次に、決算第8号令和6年度広島市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算、決算第9号令和6年度広島市介護保険事業特別会計歳入歳出決算、決算第10号令和6年度広島市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、一括して反対の理由を述べます。
国保の県単位化に伴い、国保料の値上がりが続いていました。保険料の上昇抑制のために、一般会計からの繰入はしておりますが、依然として高い保険料水準であり、しかも保険料は毎年値上げされています。
令和6年度は、広島市の国保料の目安によると、所得額が低い方では、所得の19.1%の負担となります。所得の2割を国保料が占めるのは極めて以上です。
後期高齢者医療事業特別会計や介護保険事業特別会計も合わせて、一般会計からの繰入によって、市民が払える保険料に引き下げるべきです。
決算第11号令和6年度広島市競輪事業特別会計歳入歳出決算について、反対の理由を述べます。
広島市は、ギャンブル依存症の当事者や家族への支援に取り組んでいると言いながら、依存症の元であるギャンブル事業を続けていることは矛盾しております。市民にとって問題の多い競輪事業は、廃止すべきです。
決算第15号令和6年度広島市開発事業特別会計歳入歳出決算についてです。
市民の貴重な税金を使って、開発した事業により得た収入は、それぞれの開発事業が終了した時点で、残余金を整理して一般会計に戻し、市民の暮らしに役立たせるべきであり、反対です。
以上で討論といたします。
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