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08.05.30
福木トンネル地盤沈下 道路公社、謝罪示さず

 2006年10月に開通した広島市東区の高速1号福木トンネルの真上で地盤沈下が発生した地域の住民でつくる被害対策協議会(那須幸夫世話人代表)が、トンネルを建設した広島高速道路公社の田原克尚理事長に謝罪を求めて申し入れ書を提出したのに対して27日、公社の担当課長ら3人が那須代表宅を訪れ、「引き続き誠意を持って対応する」として謝罪に言及しない回答書を届けました。

 申し入れ書は12日付で、田原理事長が謝罪すると同時に、最高責任者として関係者を指導するよう要求し、2週間以内に文書で回答するよう求めていました。
 申し入れ書は、資産価値の下落や精神的苦痛に対する補償も要求。回答書は「地盤の強度に影響を及ぼしていないので評価上の要因に対して影響は及ばないと考えている」「精神上の苦痛は具体的かつ公平に見積もることができないため補償できないことになっており対応できない」と答えています。

 日本地質学会会員として同沈下問題にかかわる高校教諭の越智秀二氏は「ほとんど住民側の願いに対応したものとなっていない。あらためて検討し、今後の対応を考えたい」と話しています。

(しんぶん赤旗 2008年5月30日より)


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