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06.03.22
「ドーム」景観を守る会が2度目の市交渉 ユネスコも動き出す

 原爆ドームの近くに高層マンションが建設されている問題で「世界遺産『原爆ドーム』の景観を守る会」(代表=坪井直、金子一士の両広島県被団協理事長)は22日、広島市と2回目の交渉をおこない、建築主に計画変更を求めるよう改めて要望しました。

 両代表らは、国連訓練調査研究所(ユニタール)主催の「世界遺産サイトの管理・保全に関する研修ワークショップ」に参加するために来広したユネスコ関係者と懇談し、「原爆ドームの周りに高いビルがあることに驚いた」「イコモス(国際記念物遺跡会議)に問題提起してはどうか」などの声があったことを紹介。世界遺産に関わる人たちの知恵も借り、建築主への働きかけを強めるよう市に求めました。

 応対した高東博視都市計画局長は、「(高さ規制がないので)現時点で高さを減らすことは限界がある」(※)としつつも、「今の話しを市長に報告し、建築主にも伝えたい」と答えました。
 同会に加盟する団体は当初の10団体から49団体へと増え、マンションの高さ変更を求める署名活動も始めるなど運動を広げています。
  世界遺産「原爆ドーム」の景観を守る会
    730−0853 広島市中区堺町1―2―9 貴志ビル203
    TEL 082−296―0040  FAX 082−503−2755


 また、この問題では、広島ユネスコ協会(北川建次会長)が、高さ制限を含めた条例制定を求める要望書を広島市に提出することと文化庁に市への指導を求める方針を決めており、イコモス(国際記念物遺跡会議)などにも働きかける考えです。なお、秋葉市長は同協会の名誉会長になっています。

※予算特別委員会で皆川けいし議員は、国内の他の世界遺産のほとんどがバッファゾーンに高さ規制を設けていることを示して市に条例化を迫り、秋葉市長から「なるべく早く条例化を検討したい」との答弁を引き出しています。
  ・ 国内の世界遺産バッファゾーン「高さ規制」
  ・ 予算特別委員会での皆川けいし議員の質問


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