議会での質問・答弁

2022年06月15日

2022年第5回 6月定例会 総務委員会 中森辰一議員

市税条例の一部改正について

(中森辰一議員)
 2点についてちょっと質疑をさせていただきます。最初に市税条例の一部改正についてなんですが、本会議で質疑もしておりますので1点だけ教えていただきたい。
 4項目について改正を行おうとするものだと思いますが、それぞれについてこの改正が必要になった理由、なぜ必要になったのか。その必要性根拠背景などについてどのように説明をされているのか教えていただきたい。

(税制課長)
 まず個人の住民税の住宅ローン控除でございますが、こちらの方は改正の趣旨の方は、現下の経済状況等を踏まえというふうに説明をされています。
 それから二つ目でございますが、こちら貯留機能保全区域にある土地に対する課税標準の特例でございますが、こちらの方は近年水害が全国各地で広がっている頻発しているというようなところでございまして、そういうようなところで治水流域の治水を推進するという必要があるということで、その地域において一時的に貯留する機能を有する土地について税負担を軽減してその促進を図るというふうに説明をさせていただきます。
 それから三つ目でございますが、公共下水道の関係の下水道除外施設についてということでございます。これは2年延長するということでございますが、こちらにつきましてはこちらもその施設の促進をするということでございますが、今回の改正で軽減率があって、従前4分の3というのが参酌基準でございますが今回5分の4に改められております。
 こちらの方はこの除外施設の設置が条例上の義務ということもございますので、事業者の社会的責任を果たすというようなことも考慮されまして、現実の方が変更になっております。
 それから四つ目でございますが、地域再生法に基づく固定資産税の税率の特例、こちらの法改正を挙げさせていただいております。こちら2年を延長するものでございますが、こちらの方は本市域内における企業の地域、地方の拠点の形成、強化を支援するというようなこと、それから就労の機会を創出するというようなこと、そのようなことのインセンティブとして税を軽減して図っていくということで、説明をさせていただいております。

(中森辰一議員)
 もう一点ですけれども、補正予算の方ですが、この歳入のところで、国庫支出金が22億8800万円余りになっております。
 今年度設けられた地方創生臨時交付金というのがあるんですけども、全国で8000億円を広島市におよそ31億円が配分されるということなんだそうですけれども、この財源は今回の補正では使われないということなんだそうです。
 今回の財源は昨年度分のコロナ対策の政府から交付される交付金、これで調達するということのようなんですけれども、この財源はあとどれだけ残っているんでしょうか。

(財政課長)
 今委員おっしゃった地方創生臨時交付金の活用可能額でございますけれども、本年度全体では25億円ということで、このたびの補正予算で8億円を歳入として充当するということにしておりますので、残り約17億円程度活用可能額が残っております。

(中森辰一議員)
 そうすると、17億円プラス今年度措置される31億円、この合計額が、これから広島市内の様々なコロナあるいは今回のいろんな市民生活の厳しい状況へ活用できる財源というものがあるということなんですけども、この財源は活用する期限というものがあるんですか。

(財政課長)
 先ほどご答弁申し上げました25億円、残り17億円の方は、昨年度からの国の方での予算の繰り越しということがありまして、今年度中に基本的には活用していくということです。
 残り31億円の方に関しましては、現時点で国の方でその繰越ということはお聞きしておりませんけれども、基本的にできるだけ今年度、対応していくということが基本であろうと思います。

(中森辰一議員)
 わかりました。この二つの財源については、できるだけ今年度中に使うという、そういうことになるんだと思います。そうすると、今回の措置が行われても、さらにいろんな要望も出てくると思います。
 現に各関係局から要望を出されてるものがあるんだろうと思うんですが、今度の9月議会、あるいはそれ以前にもこの追加の補正が出されてくると承知しておいてよろしいんですね。

(財政課長)
 今市の内部で検討中でございますので、そのような認識を持っていただいてよろしいと思います。

付託請願

(中森辰一議員)
 請願陳情について、少し質疑をさせていただきます。先に、今図書館に関わる請願の説明があったところですけれども、ちょっと陳情の方でちょっと気になるのがありますので、この新しい226号について、そ消費生活センターの相談電話の受け入れ体制につき、件数および総数を調査し、どれくらい繋がらない時間があるか調査するということになっておりますけども、これについては、報告できることがあれば報告お願いします。

(消費生活センター所長)
 陳情226号です。現況について簡単に説明させていただきます。消費生活センターの勤務員数は22名で、内訳は消費生活センターの消費生活相談員が10人、職員が8人、そして消費生活安全専門員1人、事務補助員1人です。
 相談業務に携わる消費生活相談員の勤務日、勤務時間は、原則として勤務が水曜から月曜までのうち週5日間、勤務時間は午前10時から午後7時までの間で、5時間45分となっております。令和3年度の消費生活相談は7027件で、相談内容の多様化複雑化、こうしたことに伴いまして聞き取りに要する時間は長くなる傾向にあります。
 加えて相談内容は全国で相互に参考にするために、全国消費生活情報ネットワークシステムに登録することとしておりまして、その作業にも時間を要しております。現況について説明をいたしました。

(中森辰一議員)
 繋がらない時間がどれくらいあるかということについては、ちょっとわからないってことでいいんですか。

(消費生活センター所長)
 繋がらない時間についてですが、これについては把握しておりません。わかりません。

(中森辰一議員)
 それで、この新たな請願32号34号と、すでに出されております29号これも関連付けて、ちょっと質疑をさせていただきます。本会議でも取り上げた問題なんですが、この3月の本会議での全会一致の付帯決議に沿って、三つの案について検討するということだったんですけれども、様々な市民の意見を聞いて進めていく必要がある。これは今も請願者の方から求められていたことであります。
 本会議でもその点に質問があったんですけれども、どのように幅広く意見を聞いていくのか。その意見を聞く対象や意見の集め方が問題になるかなというふうに思うんですけども、これについてちょっと改めて説明いただけませんか。

(生涯学習課長)
 利用者や有識者の意見はどのように取り入れていくのかということになると思いますけども、先ほど局長が申し上げました通り、市民の方に関しましては、市民団体等が主催するワークショップや勉強会等に職員が出向いて図書館に必要とされる機能とあわせて求められる図書館像などについてもお聞きし、これらの意見を参考にしながら、図書館整備方針の素案を作成するということにしております。その他の市民からの意見聴取については、どんな方法がちょっと考えられるかというのを今検討しているところでございます。

(中森辰一議員)
 そこはちょっとまた後で聞きますけれども、それで一部で報道されているところなんですが、昨年9月に、南口開発の方から図書館等のエールエールA館への移転要請が行われてわずか2ヶ月で、その要請通りの方針決定が発表されまして、翌年1月の当初予算案にはもう、それに向けた予算が盛り込まれているわけですね。極めて短期間に意思決定をしてこれを推進しようとしたと。そのようにして急いだ理由っていうのは、これは国の公共施設等適正管理推進事業債の期限が迫っていたということがあったと聞いておりますけれども、その通りでしょうか。

(生涯学習課長)
 その要因も一部あります。

(中森辰一議員)
 その要因としてあるということですよね。しかしその政府がその事業債の適用期限を4年間延長したそうですけれども、そうするとこの問題をじっくり議論する余裕ができたと思うんですが、そういう理解でよろしいですか。

(生涯学習課長)
 今中央図書館、こども図書館、映像文化ライブラリーについては、築後40年以上が経過し、老朽化も著しく、壁面や床の亀裂、雨漏りなども生じており、旧耐震基準の建物で耐震改修が未実施となっていることもあり、短期間で取り組む必要があると考えております。

(中森辰一議員)
 そういうことはわかってるんですけれどもね。だからといって短期日で決めて市民の理解を得ることもなく進めていいということにはならないというふうに思うんですけども。
 エールエールA館への移転、現地建て替え、中央公園内での移転建て替え、この三つの案について、それぞれに必要な費用、どんだけかかるのかということを三つ並べてみていただけませんか。

(生涯学習課長)
 比較検討資料につきましては、図書館の再整備方針をまとめた後に、比較して出したいというふうに考えております。

(中森辰一議員)
 現状では具体的な数字は出せないということなんですね。それぞれの費用が多分違うんだろうと思いますけれども、このそれぞれに対してエールエールA館からの移転以外の場合、この有利な事業債っていうのは、これは使えないということなんでしょうか?

(生涯学習課長)
 事業債はエールエールA館以外の場合においても使うことができます。

(中森辰一議員)
 予算特別委員会でですね、移転や建て替えの費用比較について、副市長自ら説明に立たれましたけれども、事業債の半分の元利償還金を交付税措置する有利な事業債が使える、これが他の案と決定的に違うかのように強調されたと、私は印象に残っておるんですけれども、しかしそこの点は、特別にエールエールA館への移転案が特別有利だということではないということが今わかりました。
 ユニバーサルデザインといった、あらゆる市民がアクセスしやすい施設に改善するということもあると思います。これはどういう方式であろうと取り組まなければいけないことなんだと思います。
 移転か建て替えか、新たな素案がどういう形になっても、このこと今のその有利な財源が使えるということ、それからユニバーサルデザインみたいな新しい考え方の施設にしていく、このことが、比較検討の対象となることはないというふうに思いますけれども、この点の認識を確認しておきたいと思います。

(生涯学習課長)
 全体的な整備費用ということはまた比較対象の一つの項目にはなろうかと思いますが、今の起債等が使えるかどうかということについては、全ての施設が使えますので、それで有利不利とかいうことにはならないと思っております。

(中森辰一議員)
 どういう人でもアクセスできるような、最新のユニバーサルデザイン、これはどういう方式であろうとできるわけですから、比較検討の対象にはならないですよねということを確認したんです。

(生涯学習課長)
 どの施設においても必要なものというのは比較対象にはならないと思っております。

(中森辰一議員)
 それで、時間的な余裕ができたと私は思っておるんですけれども、そうは言っても今年度に入ってもう3ヶ月目に入っております。この問題は、実際に具体的に動かしていかなければいけないと思うんですけども、どういうふうなスケジュールでやっていくお考えですか。

(生涯学習課長)
 先日の一般質問で局長が答弁させていただきましたが、図書館整備方針につきましては、市の内部で作成する素案について、議会や市民に加えて、学校教育および社会教育の関係者や学識経験者等から構成される、広島市立図書館協議会および広島市社会教育委員会から、意見をお聞きした上で、遅くとも年内に策定するということにしております。その後のスケジュールについては、短期的に取り組んでいくということでございます。

(中森辰一議員)
 図書館協議会とか、社会教育委員会はどれくらい開こうと思ってらっしゃるんですか。

(生涯学習課長)
 今後の進め方について検討する中で、具体的な数は決まっていくことになると思いますけども、複数回実施することを考えております。

(中森辰一議員)
 それから今も、整備方針を遅くとも年内と言われたわけですけども、どうして年内でないといけないのかという点についてはどうですか。

(生涯学習課長)
 先ほども答弁させてもらいましたが、建物自体の老朽化等もありますので、長く年月をかけられないということもありますので、短期間で整理するという方向で進めておるものでございます。

(中森辰一議員)
 年内の問題はまた後で言いますけれども、この整備全体のスケジュールについて、中央図書館等は短期間で取り組むということなんですね。
 その期間、結局年内に整備方針をまとめて、来年度の予算にはもう一度出したいというふうなお考えだというふうに理解していいんですか。

(市民局次長)
 ただいまのご質問ですけれども、先ほどちょっと申し上げておりますけれども、まずは整備方針、これについて現在策定を進めておりますけれども、それを年内には何とか作りたい。その後、整備候補地の比較検討を付帯決議を踏まえて検討してまいることになりますので、現時点でそれ以上のことは申し上げることは難しいと思います。

(中森辰一議員)
 それからちょっとついでに聞きますけども、その他の図書館は中長期間でというふうな答弁が本会議であったんですけども、その意味はどういうふうに理解したらよろしいんですか。

(生涯学習課長)
 直ちに再整備をしなければならないという状態ではないということで、しっかりと今後どういうふうに整備していくのかということを引き続き検討していくと考えております。

(中森辰一議員)
 この問題でですね、市民の中で様々な意見があります。市にも賛否、それぞれの立場からの要請なども行われているわけですけれども、全て広島市を構成する市民の意見であるわけですよね。その扱いは当然、公平公正でなければならないと思いますけども、この点についても確認しておきます。

(市民局議長)
 市民の皆様からのご意見は広くおうかがいすることにしております。

(中森辰一議員)
 それを広く聞くのはいいんですけども、その扱いですよね。市の案に賛成する意見は手厚く扱うとか、反対する意見は、そういうことはないと思いますけども粗末に扱うとか、そういうふうな差があってはいけないんじゃないですかということを確認しておるんです。

(生涯学習課長)
 皆様からいただいた意見は同程度にきちんと扱ってまいりたいというふうに思っております。

(中森辰一議員)
 賛成する立場の方たちが市長さんに直接面会をすることができた。一方で、反対する立場の人たちが市長に面会して自分たちの考えをお伝えしたいと言ったけれども、結局会ってもらえなかったということもあったと聞いておりますから、その辺を今後公平公正というふうに扱っていただきたいなというふうに思っております。
 それで、今回、広島に関係する作家の文学資料をどうするのかという趣旨も含めた請願が出されたわけですけれども、寄贈等による3万件を超える文学資料について、将来的にはこれらを活用した文学館の設置というものが要請されてきたんだというふうに思いますが、このことについて市として何らかの展望を持っておられるのかどうか教えてください。

(生涯学習課長)
 現時点では文学館を単独で整備するということについては考えておりませんけれども、引き続きですね、図書館の一部としてしっかりと活用できる施設というのを考えていきたいというふうに思っております。

(中森辰一議員)
 中央図書館の中に文学資料室みたいなものが設置をされていて展示をされており、3万点を超えるものが所蔵されています。それらが実際この資料室を通じて全体にアクセスするみたいなシステムというのは現状にあるんですか。

(生涯学習課長)
 直接の答えになるかどうかってのはちょっとありますけども、一部の資料についてはデジタルアーカイブにしておりまして、皆さんに広く見ていただけるような資料になっております。

(中森辰一議員)
 請願者のところでは、現状に対して非常に強い不満があるように思います。どういう予定になるか、移転案が出されましたが、この中でこの現状が大幅に改善するというようなことにはなっていたんでしょうか。

(生涯学習課長)
 貴重な資料につきましては、どこに移転するにしてもですね、きちっとした丁寧な取り扱いをしていくということにしておりますので、昨年度もそのようになっていたんではないかと思っております。

(中森辰一議員)
 先ほどもありましたけれども、今回の図書館を移転するということを考える決めるにあたって、この寄贈された方々であるとか、その権利を持っていらっしゃる方々について意見を聞かなかったということが批判をされておりますけれども、その理由ってのはどういうことでしょうか。

(市民局次長)
 申し訳ございません。そこのところは私ども現在の職員については把握はしておりませんけれども、先ほど来申し上げておりますけれども、様々な方からご意見をうかがい、今回請願を出された方からも、今後も引き続きお話しをうかがいながら、貴重な資料を大事にしてそれを皆さんで見ていただけるような活用をしっかり考えていきたいと考えております。

(中森辰一議員)
 広島市に一つしかない、広島市の文化政策の拠点の一つとなるのが、中央図書館だと思いますが、そのあり方について議論をしようということなんですよね。
 移転案に対する賛否を超えて、中央図書館とかこども図書館などのあり方、要望をなど含めて様々な意見を聞いて、それを最大限集約する形で、結論を出していくということになるんだろうと思います。徹底的に市民の意見を聞く。どのような図書館がいいのかを市民を巻き込んで、意見を出し合ってよりよいものを追求していく。これはこういうことを考えるときの民主主義の基本だと私は考えておりますけれども、この基本を大事にしてこそ市民全体が、自分たちの図書館だと思えるようになるんじゃないかなというふうに思います。
 このことは市が有識者だと言っておられる社会教育委員会議の中でも、この問題について市が意見を聞き取ろうとした際に、委員から出されていた意見の一つだったと思います。
 先日の一般質問での答弁の中で、そのための有力な方法の一つかなと思うんですけども、ワークショップを提案されたのに対して、考えていないと言っておられましたけれども、どうしてやらないということなんでしょうか。

(生涯学習課長)
 ワークショップにつきましては、市が主催することもできますけども、昨年度来、図書館のあり方について様々な市民団体の方々がワークショップや勉強会を企画されており、市民の方が主体的にこのことについて議論を行うという機運が高まっていることから、本市としてはそのような場に職員が出向くことで、ご意見をお聞きすることが最良であるというふうに考えております。

(中森辰一議員)
 そもそもどうして内部の検討だけで意見の結論を出されたのか。どうして広島駅周辺地区への移転がいい、こういうふうな結論を出したのか。そこでは、市民の意見とかいうものは一切入ってないんだと思うんですよ。そういう内部の検討だけで結論を出した。図書館協議会にしても、それから社会教育委員会議にしても、その結論が出た後それについてどう思うかみたいな、諮問といいますか、意見を聞くという形になっていたようですが、なぜ内部の検討だけでやろうとしたのか。

(市民局次長)
 移転の件につきましては、昨年度とかしばらく前から、図書館の昨年度のあり方の検討の整備方針の中にも経緯が書いてございましたけれども、中央公園の活用について様々平成23年度から検討する中で、最終的にはいろいろな令和2年の9月ですか、国からの緊急整備地域の特別な指定を受けたことも踏まえて、中央公園内に限らずに考えるということにして、昨年度はそこまでのところで移転先ということで、広島駅周辺、その中でもエールエールA館ということで、提案といいますか、方針を市としては考えたものと思います。
 申し訳ございませんが、現在我々の時点では付帯決議をいただいたこともありますので、移転について、いろいろなことを申し上げるような段階ではないと考えております。

(中森辰一議員)
 これから幅広く市民の皆さんの意見を聞き取ろうという、そういうことをやろうとしたときに、やっぱりこれまでの取り組みの反省というものは、まず必要なんだろうと思ったので、そのことを申し上げたわけです。
 9月15日に令和3年度第1回図書館協議会が開かれて、ここでは書面で意見を聞く方式だった。ここではまだエールエールA館に移転をするということは出されておりません。出されていない中で書面で意見を聞き取るというふうな形になっていたかなと思います。
 移転とか建てかえ、そういった結論はありませんでした。一般的に今後の図書館サービスのあり方について意見を聞くというものだったんです。今回の請願が出されているような問題についての意見を聞くようなことにはなっておりません。
 その後の意見聴取をした会議では、移転には反対だという方もいらっしゃいましたけれども、それも含めて、移転はもう決まったことで動かせないことだということを前提に意見を述べているものばかりでした。これは図書館協議会でも社会教育委員会議でも同様だったというふうに思います。
 市議会では、図書館協議会や社会教育委員会議でも意見を聞いて決めたかのようなことを答弁していたと記憶しておりますけども、実際はそういうものだったと思います。結局、市の内部で検討した移転という結論が進められていったということだと思います。そういう手続きに問題があったんではないかということで、請願を出された市民の皆さんも批判していらっしゃるわけですよ。その点について、どういうふうに認識しているのかということをうかがっております。

(生涯学習課長)
 今後につきましては、付帯決議を重く受けとめておりますので、しっかりと、お話を聞かせていただきながらしっかりとした整備方針案を作成したいというふうに考えております。

(中森辰一議員)
 こういうやり方は、これまでも繰り返されてきたから、改めて批判をしているんですよ。よく受けとめていただきたいと思います。今の中央図書館が老朽化しているということはよくわかっております。だけども、あと半年で結論を出すというふうなことではなくて、今年中に整備方針をまとめるということになりますと、あと半年しかないわけですよ。そういう短期間ではなくてせめて、やっぱりもう1年ぐらいは市民を巻き込んで議論をやるという姿勢がいるんではないか。それが民主主義というものではないかと思います。
 本会議の中で近松議員が紹介しておりましたけれども、デンマークの第2の都市、オーフスというところですけれども、人口30万人だそうですが、図書館を建て替える際してどういうふうな図書館にするかということで、市民を巻き込んでディスカッションしたり、ワークショップをやったり、そういうことを進めて、そうした議論だけで13年かけたそうです。そうやって出来上がった図書館は、国際図書館連盟からも最高の評価を受けています。
 民主主義ってのは時間がかかるものなんです。ですから、新たな図書館という市民の財産を作り上げるにあたって、そのあり方とか内容についてみんなが納得するだけの時間をかけた、そういうことが国際的に高い評価を受ける図書館ができたということではないかと思います。
 最近やたらとスピード感というふうなことが強調されますけれども、長期に使用する文化施設について、拙速な議論は後で後悔するということになるんじゃないかなと思います。この結論を出す時期について、すでに市としては方向性、期間的なものを出しておりますけれども、やっぱり議論の状況によっては、今年中にこだわらずに、さらに時間をかけてやっていくべきではないかと思います。そういうこともぜひ検討していただきたい。

(生涯学習課長)
 先ほど次長の方からも答弁させていただきましたけども、整備方針の策定を年内を目指して今作業してる最中でございます。そこのスケジュールについては、またその後に、お示しさせていただきたいと思っております。

(中森辰一議員)
 ワークショップは市が主催することもできるかというふうに先ほどおっしゃいましたね。であれば、この施設はやっぱり市民を巻き込む形で議論をしていかなければいけないと思うんですが、それは市民まかせじゃなくて、市も主催をするということも必要なんじゃないでしょうか。幅広く市民全体に呼びかけて、こういう図書館を建て替える、あるいは移転をする、そういう案が出てきて検討する、その内容も含めてどういう図書館がいいのかということをぜひ聞きたいので集まってほしい、という呼び掛けをしてもいいんじゃないかと思います。
 今日請願をされた方たちは多分ワークショップぐらいはされると思います。だけど市も主体的にそういう取り組みはどんどん進めていくべきじゃないかと思います。今、出してる市の方針はあまりにも受身じゃないかなと思いますけども、この点もう一度聞かせてください。

(生涯学習課長)
 繰り返しになりますけども、まずは、要は市民の方々が主体的にやられているワークショップに行きながら、しっかりと意見をお聞かせいただきたいというふうに考えております。

(中森辰一議員)
 終わりますけども、どういうふうに意見を聞いたか、どういう意見が集まったのか、どういう人たちが意見を寄せてくれたのか、それから、やっぱりそのためには一定の時間もいるんだというふうに思います。
 今まで老朽化ということを見据えて、どうするかってのはもう何年かかけて検討してきたわけでしょ。あと1年せめて1年プラスして検討できないということはなかろうと思いますよ。そんなに急がず今日来られた方々も含めて、しっかりとの意見を詰めてやっていったらいいじゃないですか。そのことも今日は要請をして、今日のところは終わります。