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11.07.29
侵略戦争美化の教科書は採択しないように ― 党市議団が教育長に申し入れ

 日本共産党広島市議団(中原ひろみ、村上あつ子、近松さと子の3市議)は29日、来年度から使用される中学校教科書が8月末までに採択されることをうけ、日本の侵略戦争を美化する教科書を採択しないよう尾形完治教育長に申し入れをおこないました。
申し入れ書 PDF 82KB
 党市議団の3市議が市教委を訪れ、市教委の砂原文男学校教育部指導担当部長らが同席しました。

 広島市では市内を3地区に分けて各地区に教科書選定委員会を設置。同委員会の答申をうけ、8月下旬の教育委員会議で来年度から使用する教科書が採択されます。また、同委員会の選定作業と並行して、現在、中学校において教科書見本の巡回展示会が8月5日までの日程で実施されています。

 申し入れの冒頭、中原団長が申し入れ書の内容について説明。昨日の新聞報道で原爆投下の年月日・時刻を正確に答えられた広島市立小学校の高学年児童が33%だったことにもふれ、「正確な知識を意識的に伝えていかなければならない」と指摘しました。

 尾形教育長は、広島市の児童生徒が被爆の実相を直接聞く機会が少なくなってきているとの考えを示し、「被爆の実相を風化させないために、広島ならではの平和学習プログラムを進めていきたい。教科書採択は学習指導要領に沿って公正におこなっていく」と述べました。

【写真】 尾形教育長(左奥)に申し入れをおこなう(右奥から)中原、近松、村上の3市議



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