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10.05.20
広島県労連 国に再審査請求へ マツダ派遣切り失業給付延長で

 広島県労連は18日、失業手当の給付期間の延長を求めたマツダの元派遣労働者6人の審査請求が広島労働局に却下されたと発表しました。尾野進議長ら3人が県庁内で記者会見をしました。

 6人はマツダに派遣切りされた広島、東広島の40〜50代の男性。雇用継続期間が3年以上あったにもかかわらず給付期間が延長されず、90〜150日の延長を求めて4月28日、審査請求。被害は、労働者派遣法が規定した雇用期間が3年を超える派遣労働者に直接雇用を申し込む義務をマツダが逃れるため、3か月と1日だけ直接雇用する「生産サポート社員」制度を常用したものです。
 6人は、給付期間終了の通知を受けた翌日から60日以内となっている審査請求期間を過ぎていたため、疎明書を添付。国の労働保険審査会が今年2〜3月に同様の元派遣労働者2人が延長されなかった処分を取り消した経過に触れ、行政側に「事実誤認があった」と主張していました。

 労働局雇用保険審査官は、請求期間を過ぎた「正当な理由に当たらない」と判断。尾野議長は「マツダに違法行為があったのに、形式的に切り捨てるのはいかがなものか」と批判し、6人について国の労働保険審査会に再審査請求をすると発表しました。

(しんぶん赤旗 2010年5月20日より)


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