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08.08.22
広島高速4号線地盤沈下 公社「トンネルの影響ではない」 被害住民ら抗議

 広島高速公社が21日、2001年に開通した広島高速4号(広島市安佐南区―西区)の西風トンネル建設に伴う地盤沈下を測量した結果について「家屋敷や水田畑に生じている変状はトンネル建設による影響ではない」と説明したことに対して、自宅が傾いた被害住民らは「あくまで逃げ道を探るものだ」と抗議しました。

 被害にあった住民と日本地質学会会員の越智秀二さんらが今年2月、再調査と被害の補償を要請していたもの。広島市中区にある公社の会議室で総務部管理課の松本信雄課長が「測量地点の標高などを再調査して得られた地表面の変動方向と、トンネルの通過位置や距離との関係に関連性が見られない」と説明しました。

 説明を聞きに公社を訪れた住民と越智さん、広島市東区の広島高速5号建設計画に反対する「二葉山トンネル」を考える市民連絡協議会の和井省三代表らは、約2時間にわたって誠実に回答するよう求め、松本課長との押し問答が続きました。

 説明の後、越智さんは「専門家が入らないまま、公社に都合のよいデータだけで評価した結論は間違いだ。こういう姿勢のままで二葉山トンネルを掘られたら、また被害が出るのは確実だ」と語りました。

(しんぶん赤旗 2008年8月22日より)


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