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08.06.04
土石流の危険説明 高速5号線 町内会が現地調査

 広島市東区の広島高速5号の二葉山トンネル建設によって牛田東4丁目に土石流災害が発生する危険性を指摘している日本地質学会会員の越智秀二氏は5月31日、地元住民に現地を案内しました。牛田東4丁目町内会が「土石流発生危険地点見学ハイキング」と題して現地調査をしたもので、約30人が参加しました。
 現地調査は、広島高速1号と4号にトンネルを建設して地盤沈下被害を引き起こした広島高速公社に、二葉山トンネル建設の中止を求めようと企画。日本共産党の村上あつ子市議が同行しました。

 越智氏は、土石流災害の危険性を予測した地図「ハザードマップ」を参加者に配り、「トンネルを掘れば地下水位が低下してもろくなった表土が、集中豪雨の際に一気に押し流される」と説明。牛田東4丁目では1963年、集中豪雨の泥流にのみ込まれた女性が死亡し、谷筋に砂防堰堤(えんてい)が設置されました。
 牛田山登山口から砂防堰堤にたどり着いた地点で越智氏は、堰堤上部から流れ落ちる水を示し、「土砂が上までたまっているから水は上から落ちてくる。これでは土石流は止められない」と説明。参加者から「人命を最優先にさせなければ」との声が上がりました。


(しんぶん赤旗 2006年6月4日より)


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