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08.04.25
二葉山トンネル 検討委は住民と協議で 市民団体が公社に申し入れ

 広島高速5号(広島市東区二葉の里―温品町、4キロ)の建設計画が土石流災害や環境破壊を招くとして計画に反対している「二葉山トンネル」を考える市民連絡協議会(和井省三代表)は21日、県と市が共同出資した建設主体の広島高速道路公社に、同公社が安全性を検証するために設置する検討委員会の人選や進め方について住民団体と協議の場を持つよう申し入れました。

 和井代表や日本地質学会会員で高校教諭の越智秀二氏ら13人が広島市中区の同公社訪れ、トンネル建設を前提とした検討委員会は設置しないよう求める申し入れ書を提出。建設部建設第三課の貞森講冶課長が応対しました。
 申し入れ書は、の高速1号と4号のトンネル建設で発生した地盤沈下被害を地元住民に知らせないまま掘り続けた経緯があり信用できないとして、検討委員会を県と市の責任で設置し、同公社から独立した機関とするよう要求。住民の安全が確認されないときは、ルート変更や計画中止を求めています。

 和井代表は「トンネルを安全に掘ることを検討する委員会では信用できない。地元住民も参加して検討すべきだ」と要求し、越智氏は「沈下被害がおきても住民に知らせず掘った失敗で、公社のトップが一度も頭を下げていないのは不誠実さの表れだ」と批判。貞森課長は「県・市と十分協議して対応したい」と答えました。

(しんぶん赤旗 2008年4月23日より)


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