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2011年6月30日 本会議 「原発撤退」意見書案趣旨説明 近松さと子議員


 意見書案第1号、「原子力発電所からの撤退と自然エネルギーへの転換をもとめる意見書」案の案文を読み上げ、趣旨説明をおこないます。 

 どの世論調査を見ても8割の国民が、脱原発を支持しています。これは、一部の党派の主張ではなく、多くの国民の気持ちに沿った提案です。
 そもそも、原発の技術は未完成なものです。原発は、そのなかに巨大な放射性物質「死の灰」をかかえているということ、さらに使用済みの核燃料を処理して「核のゴミ」を安全に後始末する方法も持ちえていないという重大な欠陥があります。
 何万年もの未来にツケをまわす危険な原発に頼らないエネルギーの転換に、政府は決断すべき時です。

 日本の自然エネルギーは大きな可能性をもっています。その本格的導入は、新たな仕事と雇用を生み出すでしょう。今こそ人類の未来のために、原発からの撤退という大きな一歩を踏み出そうではありませんか。

 この立場から、意見書案第2号には賛成できません。しかし、福島原発事故の収束や安全対策に放射能被爆者への健康対策を行うことは必要なことです。以上の理由から(意見書案第2号の採決は)退席します。

 被爆地ヒロシマの良識ある議員のみなさん。みなさんのご賛同をお願いして趣旨説明を終わります。
 

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