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2009年6月18日 本会議 監査報告質疑 村上あつ子議員

地域福祉センター・福祉センターの管理業務について
公立保育園における週休日変更の事務処理について



地域福祉センター・福祉センターの管理業務について

(村上あつ子議員)
 日本共産党市会議員団を代表して、監査報告について質疑を行ないます。
はじめに、監査報告第11号、吉島福祉センターをのぞく、地域福祉センター・福祉センターの管理業務についてですが、
 「基本協定書」による仕様書で、土・日・祝日の休日にも使用申請許可書の受理、使用許可、使用料の徴収を行なうことになっているに、これらの業務をおこなっていなかった事が指摘されています。これら施設の土・日・祝日等の休日の職員体制はどのようになっていたのでしょうか。お答えください。

(健康福祉局長)
 地域福祉センター7か所については、すべて、土・日、祝日等は指定管理者の職員を配置せず、施設の警備等を業者に委託していました。
 福祉センター10か所のうち、1か所については、土・日、祝日等に指定管理者の職員を配置していました。残りの9か所では、土曜日、祝日については、指定管理者の職員を配置していましたが、日曜日等は職員を配置せず、施設の警備等の業務を業者に委託していました。


(村上あつ子議員)
 また、使用許可、使用料の徴収は第三者に委託することができないにもかかわらず、休日等において委託業者がおこなっていたところはどれくらいあったのでしょうか。

(健康福祉局長)
 使用許可や使用料の徴収は指定管理者から第三者に委託することはできず、施設の警備等の業務の委託を受けた業者は、本来、これらの業務を行うことはできませんが、実際には、福祉センターのうち、7か所の施設で使用許可を行っており、そのうち1か所では使用料の徴収も行っていました。


(村上あつ子議員)
 今後は、監査委員が指摘されているように、本市と指定管理者との間で締結された基本協定書に則った施設管理が行なわれるよう指導強化することは当然ですが、休日を含めて開館日の午前9時から午後5時までの職員の勤務体制が回らないことに根本原因があるのではないでしょうか。職員を加配する必要があります。そのための事業費を加算することが一番の改善策と考えます。当局のお考えをお聞きします。

(健康福祉局長)
 今回指摘のあった地域福祉センター及び福祉センターについては、開館日の午前9時から午後5時までの間は、休日等を含め、施設の利用受付、使用許可、使用料の徴収などを確実に行える体制を整える必要があります。

 このため、指定管理者である各区社会福祉協議会において、休日等を含め、開館日の午前9時から午後5時までの間、使用許可等が行える体制を速やかに整えるよう指導してまいります。
 また、平成22年度以降の新たな指定期間における指定管理料の上限額については、今回の監査指摘を踏まえ、適切な職員配置かできるよう配慮して設定することとしています。


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公立保育園における週休日変更の事務処理について

(村上あつ子議員)
 次に監査報告第12号、公立保育園における週休日変更の事務処理についてお伺いします。
 監査で指摘のあった、週休日を変更したことにより支給されなければならなかった時間外手当はいくらになるのか、お答えください。

(こども未来局長)
 週休日を変更したことにより、本来支給しなければならなかった時間外勤務手当については、現在調査を行っているところです。
 今後、この調査結果により時間外勤務手当の額を確定し、対象の職員に支給したいと考えています。

(村上あつ子議員) 
 今後、適正に事務処理をするためにはどのような対策を講じようとされているのでしょうか、お聞きします。

(こども未来局長)
 定期監査の実施中に判明した週休日の変更簿等の不備については直ちに改め、本年2月から各保育園において週休日の指定及び変更に伴う事務処理を適正に行っています。
 

(村上あつ子議員)
 保育園は、月曜日から土曜日まで6日間の開園ですが、週休2日制の導入に伴い、保育園の職員体制を確保するために要員を配置されているのでしょうか。お聞きします。

(こども未来局長)
 保育園の職員配置の最低基準を確保するために、従来から必要な年休の代替臨時職員を配置しています。


(村上あつ子議員)
 土・日閉庁の本庁や区役所と違い保育園の勤務体制は複雑です。一日の勤務表は朝の開園から閉園までの11時間を、15分から30分刻みの8から10パターンの勤務時間、正規と非正規のバランスを考えて組み、さらに1週間40時間を超えないよう、4週間が160時間になるように、組んでいかなくてはいけません。勤務編成には大変苦労をされています。
 また、保育士も人の親です。子どもが熱を出し急に勤務を代わらざるを得ないことも生じてきます。「当初組んだ勤務は変更できない」ことにもなれば、女性が働き続けられる職場環境とは言えません。
 今回の改善措置によって、これまでより年休がとりにくいとか、勤務変更がしづらいことがないようにするべきだと考えますが、この点はどのようにお考えでしょうか。お答えください。

(こども未来局長)
 本年2月から法令等の規定に基づく事務処理を行っていますが、これまでのところ、保育現場
から年休等が取りにくくなったとの声は聞いていません。今後とも保育園において職員が適切に休暇を取得することができるような勤務環境の確保に努めたいと考えています。

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